Firefox 134.0がリリース
エグゼクティブ・フェロー 木達デスクトップ版Firefoxのバージョン134.0がリリースされました(リリースノート:Firefox 134.0, See All New Features, Updates and Fixes)。
本バージョンの新機能としては、まずLinuxユーザー向けに、タッチパッドにおけるホールドジェスチャがサポートされました。これにより、タッチパッド上に2本の指を置くことで、スクロールの動作を中断できます。またWindowsユーザーは、H.265/HEVC(High Efficiency Video Coding)を採用したビデオコンテンツを、ハードウェアアクセラレーションを使って再生できるようになりました。
フロントエンド周りではまず、一時的な有効化について、HTML仕様に以前よりも忠実に準拠しました。一時的な有効化については、Transient activation (一時的な有効化) - MDN Web Docs 用語集: ウェブ関連用語の定義 | MDNや、HTML仕様にある定義を参照してください。
また実験的な(デフォルトでは無効化されている)機能として、autocorrect
属性が実装されています。この属性は、編集可能なテキスト要素に対し、自動修正の可否をコントロールするものです。Can I useのHTML attribute: autocorrectにあるように、他のどのブラウザでもまだ実装されていませんが、将来的にはフォームに入力された内容のスペルミスの削減が期待できるかもしれません。詳細はautocorrect - HTML: HyperText Markup Language | MDNやHTML仕様にある解説を参照してください。
本バージョンには、ほかにも複数の機能追加、バグ修正、セキュリティ修正(全11件、うち重要度高:3件)が含まれています。開発者向けには、Firefox 134 for developers - Mozilla | MDNが参考になるでしょう。
次のメジャーバージョンアップ、Firefox 135のリリースは、Firefox Release Calendarによると2025年2月4日の予定のようです。