Google Chrome 134が安定版に
エグゼクティブ・フェロー 木達検品に用いている主要ブラウザのアップデートについてお知らせします。
Google Chrome 134が安定版になり、デスクトップ版ChromeでWindows向けには134.0.6998.35/36、macOS向けには134.0.6998.44/45、Linux向けには134.0.6998.35がリリースされました(Chrome Releases: Stable Channel Update for Desktop)。
本バージョンでは、ポップオーバー要素に加えdialog
要素においても「簡単な解除(light-dismiss)」、具体的には当該要素を除くエリアをクリック/タップすることで表示を解除できるようになりました。このlight-dismissについては、ミツエーテックラジオの#64「1月のWebプラットフォームの新機能」でも軽く触れていますので、ぜひチェックしてみてください。
また興味深いのが、select
要素の表示のカスタマイズが柔軟になった点です。従来、希望したとおりにselect
要素の見た目を変えるのは困難でしたが、CSSでappearance: base-select
が指定されたselect
要素に限り、カスタマイズが可能となります。詳細については、Customizable Select Element (Explainer) | Open UIをご覧ください。
このアップデートにはほかにも数多くの修正(セキュリティに関する修正については14件)と改良が含まれています。開発者向けの情報はNew in Chrome 134にまとまっています。DevToolsの変更点については、What's new in DevTools, Chrome 134をご覧ください。
次のメジャーバージョン、Chrome 135のリリースは、Chromium Dashによると2025年4月1日の予定のようです。