Vol.75「グローバル 世界にはばたけ MLC」(2月13日開催)
UI開発者 古川
皆さんこんにちは!UI開発者の古川です。2月13日に開催されたテックラウンジ Vol.75の様子をご紹介します。
今回のテーマは「グローバル 世界にはばたけ MLC」と題しまして、ディレクター・デザイナー・コーダーの3つの視点からグローバルサイト制作にまつわるナレッジを共有していただきました。
グローバルサイトのデザイン─英語は長い
まず1人目の登壇者はUIデザイナーのSさん。グローバルサイト制作におけるデザインで注意したいことについて、豊富な実体験を元にお話しいただきました。
グローバルサイトのデザインで注意したいことは3点。1つ目は、日本語の文章を英語に置き換えると長くなってしまうので、文章が長くなることをある程度見越してWebパーツをデザインすること。2つ目は欧文と日本語の文章のルールが異なるので、欧文書体のルールの知識を蓄えておくこと。3つ目は言語ごとでトンマナに差が出過ぎないことだそうです。
一見苦労の多そうなグローバルサイト制作ですが、日本語とはまた違ったデザインが経験できるので大変な分だけ得るものも多い、とおっしゃっていました。
翻訳原稿との戦い
WebディレクターのIさんにはグローバルサイト制作の中でも、翻訳に関する進行や原稿管理にフォーカスしてお話しいただきました。
過去の自身の実績から、翻訳作業の要件定義や翻訳ファイルの管理に関する注意点やポイントを共有していただきました。翻訳の抜け漏れ防止や翻訳のスムーズな進行管理を目的とした翻訳ファイルの管理表の実物を見せていただきましたが、翻訳ステータスや日付、ファイル格納場所等が見やすく一覧化されて整理されており、これまでの経験が結集した至玉の逸品だなと感じました。
Hello World!
UI開発者のHさんには、ミラーリングのグローバルサイトのサイト設計についてお話しいただきました。
ローカライズ用のSassの管理方法や、リポジトリの外部参照(Git)を用いた共通リソースの管理方法など、安全に、そして運用を見越したファイル管理方法についてのナレッジを共有いただきました。デザインで挙げられていたポイントと同様、テキストが日本語から外国語に変更された際の表示崩れの調整はコーディング時にも発生するので、ある程度予見してCSSプロパティを選定することが大切だとのことでした。
まとめ
2018年度のテックラウンジは今回で終了となります。 2013年12月に始まったテックラウンジも通算75回目を迎えることができました。来年度も引き続き、社員がお互いに高め合うことができる楽しい場にしていきたいと思います。
次回のテックラウンジは4月開催を予定しています。お楽しみに!