プロジェクトマネジメントを学べるボードゲーム「プロジェクト テーマパーク」をいろんな人にプレイしてもらってみた🎲🎉 #Backlogボドゲ
リードUI開発者 宇賀
みなさんこんにちは!テックラウンジ運営委員会の宇賀です🍣🍵
日頃からテックラウンジBlogをご覧いただいているみなさん、いつもありがとうございます😊
私達テックラウンジ運営委員会は、日々社内の楽しいイベントの企画・運営を担っている有志のチームです!
今回は、当社でも使用しているプロジェクト管理ツール「Backlog」を提供している株式会社ヌーラボ様が開発したボードゲーム「プロジェクトテーマパーク」を3回に分けていろんな人にプレイしてもらってみたので、その開催レポートをお届けします!
このゲームは3~5人でプレイするゲームで、「見積もり」「建築」「月末処理」の3フェーズを6回~7回繰り返して「アトラクション」を建築し、「テーマパークを無事にオープンしよう!」というものです。
参加者はランダムで1枚キャラクターカードを持ち、自分のキャラクターの特性(新人、ベテラン、トラブルメーカー、コミュニケーションが取れない、等)を生かしながらゲームを進めていきます。アトラクションの建設に挑戦するには1人数枚持っている「ヤル気カード」を消費しなければならず、全て消費してしまうと有給休暇を取らないといけません。働きすぎてもいけないところもばっちり再現されていて、奥が深いです😎✨
プレイ人数に応じて、建設しなければならないアトラクション数が変動し、期間内で残り3つになるまで建設できれば「勝利」、全てのアトラクションを期間内に建設できれば「完全勝利」となります!🥳🎊が、進行が悪いとお客様からの信頼を失い、ゲーム終了になってしまいます...😫(リアル)
なんだか、Webサイト制作にも簡単に置き換えて考えられますね🙄💭
当社では部活動も盛んなのですが、ちょうどそのうちの1つにボードゲームやカードゲームを楽しむことが主な活動内容である「TCG/BG部」という部活動がありますので、まずはTCG/BG部の部長のT.Mさんを呼び出してみることにしました笑
1プレイ目「TCG/BG部」
宇賀「M君、お入りください」
ピッ...ガチャ...
T.M「...なんだよ笑」
宇賀「突然君を呼び出したのはほかでもない。実は頼みがあって...。」
T.M「なに」
スッ...
T.M「えっ...なに...?(困惑)」
宇賀「なんとあのヌーラボさんのボドゲを入手したのだ。ぜひTCG部のみなさんでプレイしてほしい。」
T.M「それはまあ別にいいけど...、これはくれるの?」
宇賀「無事に勝利を収められれば、持っていくがよい」(私物でもう1つ持っている)
T.M「これは勝ちましたわ」
さっそくプレイ
みたいなやり取りを終え、いざプレイ笑
まずはキャラクターカードとヤル気カードを引いていただきます😇
- T.Mくん「完璧主義(大きい出目のサイコロが振れる、ヤル気カード+1、建築に失敗した場合ヤル気カードを全て捨てる)」
- T.Sさん「トラブルメーカー(建築時にサイコロを振って奇数だった場合、誰かのヤル気カードをランダムで1枚選択して、捨てる)」
- T.Kさん「鉄人(建築に失敗した場合ヤル気カードを1枚引く、イベントカードによる自分への欠勤効果を無効にする)」
- S.Yさん「エース(好きな色のサイコロが振れる)」
- A.Kさん「マネージャー(他のメンバーにヤル気カードを渡せる)」
中々に強キャラがそろっていますね!特にマネージャーは全体のヤル気とキャラクターの特性を見極めながらヤル気を分配できる人が持つと途端に強くなります...!
バーンダウンチャートが描かれたプレイボード下部に並んでいる「イベントカード」には天気予報が描かれていますね。この天気が悪ければその月の危険度が高まるのですが、今回のプロジェクトでは偶然にも「晴れ→雨→曇り」を繰り返しているようです。実はこの天気を読むのも結構大事なんです...!
天気が悪いとインフルエンザが流行ったり、全員のヤル気カードが1枚減ったり、よくないことが起こりますから、イベントカードをめくる前の「その月で何をどれだけ建築するか」という見積もりに慎重にならなくてはなりません...😰😰😰
見積もりを終え、めくられる最初の月は晴れマークです☀
初回から見積もり通りに建築を終えることができ、信頼を獲得!いい出だしですね😆😆😆!!!
さすが日頃からボードゲームをたしなんでいるだけあってみなさん飲み込みが早く、いろいろと細部までこだわられたルールの中で初めてのプレイにも関わらずあっという間にワイワイサクサクとゲームを進めていきます。
T.K(鉄人)「残り2枚ヤル気カードがあるので、空中ブランコ(コスト5)やりますよ。"元気いっぱい"(+2)で。」ダイスロール!
🎲「5 + 2」
一同「おお~~~」
T.K(鉄人)「じゃあ続けて"平常心"(+0)でチケット売り場(コスト3)...」ダイスロール!
🎲「4 + 0」
一同「おお~~~」
宇賀「続けてゴーカートも倒せるんじゃないか...!?」
S.Y(エース)「いやもうT.Kさんやる気がないんでダメですね~...」
T.K(鉄人)「.........。」
宇賀「やる気がないwww」
みたいな会話が繰り広げられるのも楽しいですね笑
結果発表・感想
いよいよ気になる結果発表です...!
無事に全てのアトラクションの建設に成功しました!初回プレイで無事に完全勝利を収める結果に!
信頼ポイントを消費してリスケを行い、4月も建築を実施しての完全勝利、ゲームのルールをしっかり読み込んだ上での勝利となりました。とてもきれいなバーンダウンチャートですね。TCG/BG部の実力を垣間見ました。
今回ご協力いただいた5名の方からはこのような声が📣
- マネージャーのヤル気分配や立ち回りが素晴らしかった
- テーマがテーマだけに、勝利に対して「やった~!」ではなく「よかった...」という安心感のほうが強く感じた
- 忙しい時に有給休暇を取らないといけないシーンがリアルだった
- アサインされているメンバーの特性が進行に影響するのもリアル
- ヤル気を出せばいいわけではないという部分もリアル
- 2枚出せる時に出せばいいのか、というとそうでもない
- 本当の案件でもそうだけれど、欠けてしまった信頼を取り戻すのはとても大切
- 消費できたタスク量が一定だったため、スケジュールもずれづらく安定的に見積もりできた
何やらみなさんいろんな部分から「リアルさ」を感じ取ったみたいですね。
TCG/BG部のみなさん、ご協力ありがとうございました!
2プレイ目「19新卒」
別日、本年度の新卒入社社員5名にお集まりいただきました。
宇賀「お集まりいただきありがとうございます。」
E.K「あの...これからいったい何が...?」
宇賀「みなさんには、これからあるゲームに参加していただきます。せっかくの機会ですから、存分にお楽しみください。」
K.Y「げ...ゲーム...?」
宇賀「お手元にキャラクターが書かれたカードがありますね。それがこのゲーム、Backlogボドゲにおけるあなたたちの役割です。なんて書いてあるか教えてください。」
新卒「ば...Backlog...ボドゲ......(困惑)」
- K.Y「愛されキャラ(ゲーム中1度だけサイコロを振りなおせる)」
- N.S「マネージャー(他のメンバーにヤル気カードを渡せる)」
- A.Y「トラブルメーカー(建築時にサイコロを振って奇数だった場合、誰かのヤル気カードをランダムで1枚選択して、捨てる)」
- T.Y「完璧主義(大きい出目のサイコロが振れる、ヤル気カード+1、建築に失敗した場合ヤル気カードを全て捨てる)」
- E.K「鉄人(建築に失敗した場合ヤル気カードを1枚引く、イベントカードによる自分への欠勤効果を無効にする)」
A.Y(トラブルメーカー)「トラブルメーカー...?」
宇賀「トラブルメーカーは、建築時にサイコロを振った時、奇数が出てしまうと、周りの誰かのヤル気カードを1枚捨てさせる効果があります」
K.Y(愛されキャラ)「うわ...めっちゃトラブルメーカーやん...」
A.Y(トラブルメーカー)「変えたい...」
宇賀「ではゲームスタートです。」
T.Y(完璧主義)「あの、もうちょっと説明してもらっていいですか...」
さっそくプレイ
しっかりのルールと手順を説明してからゲームスタートです!
その月にどれだけアトラクションを建築するかの見積もりにとても慎重な19新卒のみなさん。
信頼ポイントを消費し、せっかくトラブルメーカーから別のキャラクターカードに交換したA.Yさん、「無口(見積もり中に発言できない)」を手にしてしまう運のなさをはっきしたり、TCG/BG部の時と同様、「ヤル気ある?(圧力)」発言に盛り上がったりしながら順調に進めていきます!
宇賀「さて、次は誰がどの順番で建築しますか?」
N.S(マネージャー)「俺はトイレにいける」
T.Y(完璧主義)「ほんまに1人でトイレいけるん?信じて大丈夫?」
N.S(マネージャー)「大丈夫、俺はいける...」
宇賀「建築をするなら、ヤル気カードを出して、どれを建築するか発言してください」
N.S(マネージャー)「トイレいきます!(真剣)」
E.K(鉄人)「いってらっしゃい(嘲笑)」
一同「wwwwwwwwwwwww」
プロジェクトテーマパーク、自然と会話まで楽し気になる部分も素敵ですね...!
見積もりで悩んでいて、「度胸がないの?元気がないの?」なんて質問される機会なんてのも日常でそうそうなさそうです笑
結果発表・感想
残り2枚までアトラクションを建築できましたので無事勝利となりました!
完全勝利とはなりませんでしたが、トラブルメーカーから無口になったプレイヤーがいたにもかかわらず(笑)先々を見据えたうまい見積もりとチームワークがうまく結果につながったように見えます!
ご協力いただいた5名の新卒社員からはこのような声が📣
- 慎重な性格が如実に反映される
- 考慮しないといけないことがいくつもあって奥深い
- マネージャーが数字の強いヤル気カードを発言できない無口な人に渡している様子が、ドラマみたいな責任の押し付けでリアルだった
- みんなの稼働を管理できるマネージャーが適当だと全員が不安になる
最初は恐る恐るプレイし始めていましたが、最終的にはダイスを振るたび大盛り上がり!
しっかりプロジェクトマネジメントの感覚をつかんでいただけたのではないでしょうか...。
ご協力いただいたみなさんありがとうございました!
3プレイ目「役職者」
さてさて最後の3組目は、シニアマネージャー、マネージャー、セクションマネージャー、サブマネージャー、サブマネージャーの5名にお集まりいただきました!
日々業務では各方面でのマネジメントに余念がないみなさんですが、普段はボードゲームに親しくないといいます...。
果たしてどういったゲーム展開になるのでしょうか...!
宇賀「それではさっそく役割カードをお配りします!何になったか教えてください」
- T.H「マイペース(ヤル気カードを使わずに建築ができる。1ターンに建築できる回数は1度まで。協力建築ができない。)」
- K.A「新人(ヤル気カード+1、常に赤色のサイコロを使う)」
- N.N「マネージャー(他のメンバーにヤル気カードを渡せる)」
- S.S「トラブルメーカー(建築時にサイコロを振って奇数だった場合、誰かのヤル気カードをランダムで1枚選択して、捨てる)」
- W.U「エース(好きな色のサイコロが振れる)」
宇賀「トラブルメーカーとマイペース、難しいキャラクターが一緒にいるんですね...」
T.H(マイペース)「それだともうダメってことはないですか...?」
宇賀「それはないので大丈夫です笑」
宇賀「一応信頼ポイントを2つ削って役割カードを交換することもできますので、それも考慮しつつがんばっていきましょう...!」
一同(不安...)
さっそくプレイ
一通りルール説明を終えてプレイ開始です。
ゆっくり1ステップずつルールを確認しながら進めていきます。
とても慎重真剣にアトラクションに向き合っていらっしゃる姿、さすが日々マネジメント業務を担われているみなさんですね...!笑
これまでのチームと同様、まずはそれぞれの役割とヤル気度合いのヒアリングをしながらアトラクションを建築していくのですが、不思議と厳しい戦いが続きます...。
比較的高確率で達成できるようなシーンでも、数字が足りずに建築失敗...。
信頼度1と2を行ったり来たりと、不安な進行です...。
スタッフのコンディションを気にしつつ、残りの日数を考えながら建築するアトラクションの選定を進めていくも、ついにもう後がない苦しい局面へ...!
残りのアトラクション数も厳しく、信頼度も後がない中、スタッフのヤル気カードもいまいちな状況で次のイベントカードは雨の日(よくないことが起こる月)...。
絶望的な状況の中、見積もりフェーズを迎えます。
これまで慎重だったみなさんも、より一層慎重に真剣に...。
W.U(エース)「怖いな...」
N.N(マネージャー)「これ、いつかはジェットコースターは建築しないといけないですよね...」
T.H(マイペース)「1度しか建築できないですし、翌月のことを考えると、僕がヤル気カードを使わずフォトスポットを建築するのも手ですよね...」
K.A(新人)「確かに、確率は2分の1ですし...」
K.A(新人)「N.N(マネージャー)さんとS.S(トラブルメーカー)さんでジェットコースターを協力建築するのはどうでしょう...?」
S.S(トラブルメーカー)「私たぶん無理ですね...テンションめっちゃ低い...ポップコーンなら...」
N.N(マネージャー)「ヤル気がある人ならバイキングも建築できそうですね...」
W.U(エース)「そんなに元気じゃないんですけど...いたって平常なんですけど...私バイキングやりましょう...」
おのおののヤル気、残りのスケジュールとアトラクション数を吟味し長考の末...。
イベントカードをひっくり返すと...。
無慈悲
全員が赤ダイスを振らなければならない事態に...!
見積もったアトラクションは4つ...。
慎重にヤル気カードを選び出し、建築順序とアサインを慎重に議論し、緊張の中慎重にダイスを振ります...。
結果発表・感想
志半ば、2カ月のスケジュールを残して敗北となりました。。。
ゲームマスターとして参加していた私も、見ていてなにも違和感のない進行でしたから、偶然たまたまこの日ハチャメチャに運がなかったのでしょう...。逆に実案件ではないところで不運を発揮できてよかったかもしれません笑(ポジティブ)
悔しさの中ですが、ご協力いただいたみなさんと振り返りタイムです!📣
- 思い描いている元気の基準が違ったりするため、初見では難しい
- みんなすごい慎重
- 先読み、余力を残すための順番づくりが難しい
- 自分の役割、できることを把握する大切さ
- 面白かったのでもう1回やりたい
などなどご感想をいただきました!
後ほど、このままおしまいにするのはもったいないので不思議な力によって信頼が2つ回復した状態から続行して、無事に勝利を収めることもできました(チート)笑
始まりこそ不安があったものの終始和気あいあいとした雰囲気で、いいリフレッシュになったかもしれませんね。
イベントに参加されたみなさんが、普段の業務と違う雰囲気を楽しんでいる姿は見ていて私も温かい気持ちになりました笑
まとめ
はい、ここまでお付き合いいただきありがとうございました!
実際のプロジェクトマネジメントが、ここまでゲームに落とし込まれているのは素晴らしいですね。
プレイヤーたちの役割を考えたり、スタッフのコンディションやスケジュール、お客様との信頼関係周りのルールなど、実際の業務のようなリアルさを体感できます。見積もり・有給休暇・リスケなど、ルールの名前もとてもリアルです笑
当社のスタッフの中でも、様々な職種、社歴、職位の方々にご協力いただきましたが、世代を選ばず楽しめる上にプレイするだけでプロジェクトマネジメントを疑似体験できるのが、このBacklogボドゲもとい「プロジェクトテーマパーク」の素敵なところなのだと思いました。
普段使っているバックログの雰囲気もあいまって、全体的にかわいらしく楽し気な仕上がりもプレイしていただいた方々からとても好評でした!
どの枠からも「もう1度やりたい!」との声がありましたので、また今度時間を作ってみんなでプレイしたいと思います!
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