「Webユーザビリティ/UX入門セミナー」を開催しました
エグゼクティブ エディター 上原
Webユーザビリティ/UXの基本的な考え方を分かりやすく解説
2016年7月8日、当社セミナールームにて「Webユーザビリティ/UX入門セミナー」を開催しました。このセミナーでは、ユーザエクスペリエンス本部 UXリサーチャーの潮田が、Webサイト担当者の方々に向けて、Webユーザビリティ/UXの基本的な考え方を分かりやすく解説しました。おかげさまで当日は、急遽会場に座席を追加するほどの大盛況となりました。
Webユーザビリティを高めるために必要なものとは?
セミナーは、「Webサイトにおけるユーザビリティとは?」という入門的な内容からスタート。Webユーザビリティの具体例を基にした、分かりやすい説明でセミナーを展開していきました。
その中で、特に講演に熱がこもっていたのは以下の内容です。
- 近年ではさまざまな理由から、基本的なWebユーザビリティの問題はクリアされています。
- しかし、依然として多くのWebサイトにユーザビリティの問題は見られます。なぜでしょうか?
- 「企業ではさまざまな方が構築・運用に参加するため、企業の願望が前面に出やすい」
「目的達成のための方法を知っている人が設計するため、ユーザーの気持ちが見えにくい」 など
では、どうすればWebユーザビリティを高めることができるのでしょうか。その答えは定量的・定性的なデータによる評価です。講演では、「ユーザビリティテスト」「専門家評価」などの評価手法をご紹介しました。
優れたユーザー体験は、製品・サービスの競争力を高める
セミナーの後半では、混同されることが少なくないユーザビリティとUXの違いについて紹介。UXはユーザーエクスペリエンス(利用体験)であること。ユーザビリティはUXに影響を与える重要な要素ですが、すべてではないこと。優れた体験は、製品やサービスの競争力を高めつつあることなどを、具体例を基に説明していきました。
その中で、講師の潮田はUXをデザインすることの重要性を伝えつつ、UXデザインに必要なユーザーシナリオやペルソナ作成、UXジャーニーマップやストーリーボードなどの方法を紹介しました。さらに講演のまとめとして、WebユーザビリティとUXを指向したデザインについて、それぞれの可能性を語りました。
- Webユーザビリティ
- UXを指向したデザイン
ユーザーのネガティブな体験を生み出さないために必須。しかし、そこだけに注力しすぎても他社との差別化要素にはなりにくい。
ユーザーのポジティブな意識の醸成や、Webサイトを有効なマーケティングツールとして機能させることにつながる。
講演の終了時にご協力いただいたアンケートでは、参加者の方々から「今後のページ制作の参考になった」、「ユーザビリティとUXの違いを明確にすることができた」などの声をいただきました。
このセミナーは、2016年9月16にも再度開催されます。Webユーザビリティ/UXに興味をお持ちの方は、ぜひご参加ください。