Web担当者のためのWCAG 2.1 解説セミナー(2018年9月7日開催)
Webアクセシビリティの新たな指針、「WCAG 2.1」について紹介
2018年9月7日、当社セミナールームにて「Web担当者のためのWCAG 2.1 解説セミナー」を開催しました。
2018年6月、Webコンテンツのアクセシビリティに関するガイドライン「WCAG(Web Content Accessibility Guidelines)」が、9年半ぶりにアップデートされました。新たに勧告された「WCAG 2.1」では、「WCAG 2.0」で不十分とされていたモバイル、弱視(ロービジョン)、そして認知・学習障害への対応が強化されています。
本セミナーでは、既にWebアクセシビリティに取り組まれている企業のWeb担当者を対象に、「WCAG 2.1」で新たに追加された達成基準を、取締役兼CTOの木達が解説。当社が提供する関連サービスや、当社納品物における「WCAG 2.1標準対応」の取り組みについても、併せて紹介しました。
本セミナーでは、冒頭で「WCAG」の歴史を振り返り、1999年5月に勧告された「WCAG 1.0」、2008年12月に勧告された「WCAG 2.0」の、それぞれの特長などについて解説しました。次に、「WCAG 2.1」の概要について紹介。スマートフォンやタブレット端末の急速な普及により、強化が求められていたモバイルへの対応や、「WCAG 2.0」では不十分とされていた弱視、認知・学習障害への対応が、「WCAG 2.1」では強化されていることを説明しました。
そして、本セミナーの主題である「WCAG 2.1」で追加された17の達成基準について、時間をかけて詳しく解説。セミナー開催日時点では、英語でのみ公開されていた「WCAG 2.1」の各項目について、木達が一部独自に翻訳・編集したうえで紹介しました。最後に、木達は「『WCAG 2.1』の活用を急ぐ必要はなく、まずは『WCAG 2.0』ベースの取り組みをしっかりと実施してほしい」と話し、セミナーを締めくくりました。
アンケートにお寄せいただいたコメント(一部)
- 「WCAG 2.1」の要点がまとめられていて、大変わかりやすかったです
- 実例を交えた解説のおかげで、とても参考になりました
- 追加された項目を網羅的に取り上げていただき、理解しやすかったです
- 難しいWCAGの内容を、わかりやすく説明していただき、理解につながりました
- WCAGの歴史から今後までの大きな流れがわかり、よかったです