アクセシビリティチェックツール活用セミナー 2020(2020月7月10開催)
2020年7月10日、「アクセシビリティチェックツール活用セミナー 2020」を開催しました。なお、新型コロナウイルスの感染リスクを避けるため、今回もセミナーをオンラインで開催しています。
いかに効率的・効果的にアクセシビリティ品質を確保するか、というWeb担当者が直面する課題の解として、チェックツールの活用があります。本セミナーでは、複数あるアクセシビリティチェックツールの使用方法を解説しながら、各ツールのメリット・デメリットについて紹介しました。セミナーの後半では、米国Deque Systems社が開発し、当社が独自に日本語化、国内のお客さまに向け導入と運用の支援を提供しているアクセシビリティチェックツール「axe Monitor」のデモンストレーションをご覧いただきました。
前半では、Webアクセシビリティの重要性を説明したのち、機械検証の重要性について言及。日々、追加・更新・削除されるWebコンテンツの検証をチェックツールに委ねることで、さまざまな業務をこなすWeb担当者の業務効率化につながるということを強調しました。また複数のチェックツールについて、内容や導入の仕方ごとに分類を行い、それぞれの特徴について紹介しました。
後半では、「axe Monitor」のデモンストレーションを実演。また、ツール決定後にどのようにアクセシビリティの対応を進めればよいのかについて、手順を示しながら解説しました。セミナーの最後には、アクセシビリティの向上には、ツール活用による効率化とは別に、マニュアル化などのプロセスと組織の活性化などのカルチャーの2点が必要だと訴え、セミナーを終えました。
取締役(CTO)木達からのコメント
セミナーへのご参加、誠にありがとうございました。
アクセシビリティチェックツールの紹介に特化した、他にあまり類を見ない本セミナー。昨年度は、axe Monitor(旧名称「WorldSpace Comply」)の開発元であるDeque Systems社よりゲストをお招きしたのですが、本年度については当社スタッフのみでの企画・開催といたしました。
当日ご紹介した以外にも、無料で利用可能な、さまざまなチェックツールが存在します。やはり割合としては英語圏のものが多い印象がありますが、ぜひ導入を検討いただいて、段階的に少しずつでも運用されているWebコンテンツのアクセシビリティ品質を高めていただければと思います。
いっぽう、セミナー中にご説明差し上げた通り、品質の良しあしのすべてをツールで判断することはできません。その点はよくご理解いただき、自社内で検証できる部分と切り分けていただいて、当社のご提供するサービスの活用もご検討いただければ幸いです。
アクセシビリティ部 南からのコメント
お忙しいところセミナーへのご参加、誠にありがとうございました。
セミナーでは、axe Monitor(旧名称「WorldSpace Comply」)の一部の機能をデモンストレーションいたしました。デモンストレーションで特にお伝えしたかったのは、グローバル企業に多数導入実績のあるaxe Monitorは、組織の運用に沿って柔軟に対応できる管理機能に強みがあることです。
Webアクセシビリティの品質を向上させていくためには、日々の運用のなかでいかに効率的に業務の負荷を極力増やさず、適切に対応していけるかが重要になります。大規模サイトであっても自動的にアクセシビリティの問題を検出しレポートしてくれるaxe Monitorは、サイトの規模が大きくなればなるほど効果を実感していただけます。
貴社のサイトを用いた個別デモンストレーションも随時受付中でございます。ぜひとも、導入をご検討いただければと思います。
アンケートにお寄せいただいたコメント(一部)
- チェックツールについて詳しく教えていただいたので勉強になりました。
- ウェブアクセシビリティについて以前より深く知ることができました。