ミツエーカンファレンス2020「ウィズコロナ時代のミカタ」(2020年11月20日開催)
2020年11月20日、『ミツエーカンファレンス2020「ウィズコロナ時代のミカタ」』を開催しました。第2回となる今年は、UX、動画、アクセシビリティ、MA、システム開発、Webデザインという6つのテーマを1日に集約。それぞれの専門家が、ウィズコロナ時代のWebサイト運用に役立つ情報を30分という短い時間に凝縮してお届けしました。なお、今回も新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、オンラインで開催いたしました。
以下にセミナータイトルを表記します。
- セッション1:再考 Webサイトを通じた機会・価値・信頼の最大化
- セッション2:実践!リモート・ユーザー調査
- セッション3:非対面コミュニケーションを「味方」にする動画活用
- セッション4:アクセシビリティチェックツールの結果の「見方」
- セッション5:ウィズコロナ時代のMAツールを用いたナーチャリング施策
- セッション6:頑張らない、割とモダンな「システム」としてのWebサイト
各セッション概要
木達は、アフターコロナにおける組織の機会、価値、信頼を高めるWebデザインについて講演。SDGs(Sustainable Development Goals)への取り組みが1つの鍵になると強調しながら、また「サステナブルWebデザイン」という考え方を紹介しました。
潮田からは、対面でのユーザー調査が難しいコロナ禍において、「リモート・ユーザー調査」を紹介。実際の調査のデモンストレーション映像を提示しながらその活用法について説明しました。
宮野は、ウィズコロナ時代における動画需要の活発化について解説。最新の企業様の制作傾向を取り上げつつ、コミュニケーションツールとして動画をどう使うべきかなどについて
当社の事例とともに紹介しました。
中村からは、「Alt Attribute Viewer」「カラー・コントラスト・アナライザー」「axe」の3つのアクセシビリティチェックツールの紹介と使用方法を説明。「慣れればいつでも気軽にチェックできるので、検収作業に使ってみてください」と話しました。
荒木は、MAツールを用いたナーチャリング施策について言及。企業が陥りがちなMA運用の課題をピックアップし、その改善方法について説明しました。
最後に榛葉からは、WebサイトとWebアプリ2つの良さを兼ね備えた「モダンWeb」について解説。注目のプラットフォームとしてAWSの提供する「静的ウェブホスティング」を紹介し、その有用性について取り上げました。
取締役(CTO)木達からのコメント
セッション1「再考 Webサイトを通じた機会・価値・信頼の最大化」を担当した、取締役(CTO)の木達です。総勢6名の講師を代表して、当日参加してくださった皆様に、改めて御礼申し上げます。ミツエーカンファレンス2020へのご参加、誠にありがとうございました。
コロナ禍により、2回目にしてオンライン形式への変更を余儀なくされた、今年のカンファレンス。当然、オンライン形式に固有のメリットがあれば、逆にデメリットもあります。複数のテーマを扱うオンラインイベントとしては、個々のセッション時間を短くし、全体をコンパクトにしたほうが良いと考えたうえで、時間配分を決定しました。
その結果、「どのセッションも非常に密度が濃くてよかった」「時間は短いが内容が凝縮されていてよかった」といったご意見をいただけた反面、「いちセッション30分では少しあわただしい感じがある」「少し駆け足気味だったのでセッション時間は長くしてもよい」といったご意見もいただきました。
企画・運営する側として、この辺りのバランスは非常に悩ましいのですが、仮に3回目となるカンファレンスを再びオンラインで開催する際には、一層充実したイベントとなるよう工夫したいと思います。また時間配分のほかにも、大変参考になるご意見をアンケートを通じお寄せいただきましたので、可能な改善に取り組んでまいります。
形式はさておき、また来年、ミツエーカンファレンスで皆様のお目にかかれれば幸いです。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
アンケートにお寄せいただいたコメント(一部)
- 中身の濃いセッションを短時間で受講することができ、とてもよかったです。
- オンラインで入退室自由だったので、タイトルだけでは内容がよくわからない講義も、冒頭の概要を聞いて受講するか判断することができ、通常業務と並行して受講できたので、効率的でした。
- コロナ禍での実際の活動事例、工夫点を聞くことができ、とても参考になりました。
- いろいろな切り口での有用なお話がたくさん聞けて大変勉強になりました。1つ30分は短くて物足りないかと心配しましたが、どのセッションも非常に密度が濃くてよかったです。