Web担当者のためのピンポイント講座 / 入力フォームのベストプラクティス(2020年12月11日開催)
2020年12月11日、「Web担当者のためのピンポイント講座 / 入力フォームのベストプラクティス」をオンラインで開催しました。本セミナーは、Web担当者の皆さまの業務に関連性が高い情報を伝えることを目的とした、45分間のセミナーです。
お問い合わせや各種お申し込み、会員登録、サイト内検索など、ユーザーが何かしら情報を入力し送信するうえで必要となるのが、入力フォームです。今回は、UIデザインとUI開発の両側面から、使いやすい入力フォームを実現するためのベストプラクティスについてお伝えしました。
入力フォームとは、コンバージョンを発生させる場として、Webサイトにおいて重要な役割を果たしていると強調。フォームを使いやすくすることで入力完了率を向上させる意義やその費用対効果の高さについて説明しました。また、入力フォーム最適化に必要となる大前提を取り上げたうえで、個別具体的なベストプラクティス25項目を3つのカテゴリに大別して解説しました。
最後に木達は、「今回紹介したベストプラクティスを参考に、既存の入力フォームの見直しを行い、潜在的なコンバージョンの取りこぼしを減らしていきましょう」と話し、セミナーを終えました。
取締役(CTO)木達からのコメント
改めてセミナーへのご参加、誠にありがとうございました。またアンケートを通じ、複数の方からご指摘をいただきましたが、後半がだいぶ駆け足の進行となった点、深くおわび申し上げます。
冒頭と最後に強調しましたように、入力フォームの改善は、コンバージョンの向上には比較的コストパフォーマンスが良い、とされています。導入されているシステムの制約によっては、採用の難しいものもあるかもしれませんが、ぜひ本セミナーでご紹介した25のベストプラクティスを参考にしていただければと思います。
なお、セミナー時間中にお答えできなかったご質問に対し、この場をお借りして回答させていただきます。
逆に失敗例があればぜひききたいです。
個別具体的な例示は難しいのですが、入力フォームが設置されているページに到達したにも関わらず、入力を完了することなくユーザーがそのページから去ってしまうケースは、入力フォームが最適化されていないがゆえの失敗例と言って良いかもしれません。その理由を明確にするには、仮説を立て改修を加えてはその前後比較を行うといった取り組みが必要になるでしょう。
申し込みページでの個人情報取り扱いの記載方法に悩んでいます。ページに文面を記載すると申し込みフォームが長すぎるので、別ページに掲載した方が良いのでしょうか?
セミナー時間中にご説明した内容と重複しますが、途中でやめたまま入力に復帰せずそのまま離脱してしまう可能性を生むという点で、別ページへのリンク導線はお勧めしません。従い、ご質問にある文章については、入力フォームが設置されているのと同一ページ上で提示するほうが望ましいと考えます。
アンケートにお寄せいただいたコメント(一部)
- ポイントがまとめられていて、大変勉強になりました。
- フォームについてのユーザビリティ向上のために必要な基本的要素について、分かりやすく説明していただけて、参考になりました。
- 多くのセミナーは、注意喚起ばかりで「結局どうするの?」という点で毎回セミナー後に調査する時間をさいていたのですが、貴社では具体的なHTMLまで教えてくださったので、親切な講師だと思いました。
- 事例が織り交ぜてあったため、イメージがわきやすくて良かったです。