2021年のWebデザイントレンド 解説セミナー(2021年4月16日開催)
2021年4月16日、「2021年のWebデザイントレンド 解説セミナー」を開催しました。2度目の開催にもかかわらず、今回も多くの方にご参加いただき誠にありがとうございました。
さまざまな分野でWebの積極的な活用が推進されている今、Web担当者の皆様にとって最新のトレンドを理解することは、Webサイトの運用や構築時に選択肢が増えるなど、重要な情報となっています。本セミナーでは、当社取締役(CTO)木達より、主にビジュアルデザインやフロントエンド周辺の情報を紹介しました。
本セミナーは、2021年1月に開催した前回とほぼ同じ内容で行われました。内容に関しては「2021年のWebデザイントレンド 解説セミナー(2020年1月15日開催)開催レポート」をご参照ください。
取締役(CTO)木達からのコメント
年度が改まって最初の開催回であります本セミナーにご参加いただき、誠にありがとうございました。既に2021年も4分の1が過ぎたタイミングではありましたが、当日は多勢の方々に参加いただき、また終盤の質疑応答では時間内にお答えしきれないほどご質問をいただき、大変嬉しく思いました。
もうかれこれ6年連続で、同じデザイントレンドをテーマにセミナーを催していますが、デザインの表層的な領域、特にビジュアルデザインについては一層、変化に乏しくなりつつあるように感じています。それはある意味、メディアとして成熟しつつある証左かもしれませんが、個人的にはやや寂しくも感じています。
そういうわけで、このテーマのセミナーでは例年、コンテンツ作りに非常に苦心しているのが正直なところです。毎年のように楽しみに参加してくださる方々も一定数いらっしゃって、それがまた嬉しくもプレッシャーでもあり......ともあれアンケートの結果、「講師の説明はわかりやすかったですか?」の問いに9割以上の方が「良い」または「大変良い」とお答えくださり、ありがたく思います。
以下、質疑応答の時間中にお答えできなかった質問につき、この場をお借りしてお答えさせていただきます。
旅行商品はどうしても情報量が多く各社雑多な印象があるが、すっきり見せたり、ユーザーを迷わせないコツがあれば知りたいです。
情報量の多さがネガティブに受け取られるか、ポジティブに受け取られるかは、ユーザーの属する文化圏や年齢などの影響を受けます。サイトが扱っているのは旅行商品とのことですが、ターゲットとするユーザーを対象にユーザビリティテストを実施されることをおすすめします。
昨年と比べて今年はこうであるといったポイントはありますか?
上記はトレンド全般に関するご質問かと思いますが、何かこう明確に昨年と今年とで変わるというのは、私は無いと思っています。もちろん年内に何か(2007年に発表された初代iPhoneに匹敵するような)革新的なデバイスが発売され、その普及によりWebデザインが変わっていく......という可能性もゼロではないと思いますが、これまでのところそのような環境変化は認められません。
3D表現でない場合は、どのくらいの頻度で更新を行うのが平均的なのでしょうか
上記は、セミナーで紹介しました3D表現というトレンドに関連してのご質問です。あいにくキービジュアルやメインビジュアルなどと呼ばれる、サイトのトップページにおいてユーザーに視覚的に訴求する目的で置かれる要素が差し替えられる平均的な頻度というのは、私にはわかりません。基本的には、差し替えるために発生する時間的・金額的コストと効果の兼ね合い次第かとは思います。
アンケートにお寄せいただいたコメント(一部)
- デザイントレンドについて、自分で調べるだけでは理解できなかったところを、まさに例にあげて説明いただき納得ができました。そのほかにも、具体的にどうすればよいのかが聞けて大変満足するセミナーでした。
- トレンドについては、Webメディアなどで斜め読みをしているだけだったので、言葉で聞くことでより理解が深まりました。専門的な言葉も参考Webサイトを逐一表示してくれたので、聞き漏らし等、情報を逃すことがありませんでした。
- MLCさんのセミナーは、情報元についても詳細にご提示いただけるので、いつも大変勉強になります。(企業Web担当者としてのリテラシー向上に確実に寄与しております)
- 現在と今後のトレンドを知ることで現在の仕事で抱えている課題を改めて考える良い機会になりました。特にサステナブルWebデザインの話が興味深かったです。