Webアクセシビリティ入門セミナー 2022(2022年2月8日開催)
2022年2月8日、「Webアクセシビリティ入門セミナー 2022」をオンラインで開催しました。
コロナ禍のもたらしたデジタルトランスフォーメーション(DX)の加速により、Webサイトの果たすべき役割は、ますます大きくなっています。障害者や高齢者を含むさまざまなユーザーが、さまざまなデバイスでアクセスするWebコンテンツには、ユーザーにとっての使いやすさ=アクセシビリティが必要不可欠です。
本セミナーは、これからWebアクセシビリティの向上に取り組もう、あるいは取り組みを強化したいとお考えの方に、その重要性や必要性を解説しました。
はじめに、Webアクセシビリティの基礎を紹介。Webアクセシビリティとは、あらゆるユーザーのために、Webサイト/コンテンツが備えるべき品質であると説明しました。また、アメリカでの訴訟事例を取り上げ、いまや世界中で法制化が進められていると言及。アクセシビリティの向上によって、機械可読性を高める点で検索エンジン最適化(SEO)にもつながると説明しました。
セミナー後半では、「Web担当者によくある誤解10選」を紹介。「障害者や高齢者はWebを使っていない」「アクセシビリティを必要とするのはユーザーの一部だけ」など、誤解されがちな10項目について1つずつ解説しました。
取締役(CTO)木達からのコメント
2022年版としては初回のアクセシビリティ入門セミナーへのご参加、誠にありがとうございました。障害者がどのようにWebにアクセスしているかに触れつつも、基本的にはユーザーやデバイスの多様化ならびに法制化への対応を中心に、「なぜ」Webアクセシビリティに取り組むべきかを解説しました。
いただいたアンケートにはすべて目を通させていただいておりますが、中でも「アクセシビリティについて、特別な対応が必要と思っていたが、意識が変わった」「入門にふさわしく、これから取り組む上での心構えが身に付いたと思います」といったご感想をいただき、大変うれしく思います。定番の企画ではありますが、本セミナーは今後も継続して再演できればと思います。
セキュリティーの確保と同じく、Webサイトを運用する限り必ず必要なのが、コンテンツへのアクセシビリティの確保。今回は、あくまでその必要性や重要性に内容を限定してお伝えしましたが、最初からハードルを上げすぎることなく、ぜひ可能なところから取り組み始めていただければ幸いです。
セミナーの最後で触れましたように、その第一歩として、当社のWebアクセシビリティ診断サービスをご利用いただき、運用されているWebサイトのアクセシビリティの現状をまず把握されることを強くお勧めします。ぜひご検討ください。
アンケートにお寄せいただいたコメント(一部)
- アクセシビリティの背景やトレンド、ポイントをわかりやすくご説明いただき参考になりました。
- 動画を交えての事例や世界的訴訟の事例など、なぜ必要なのかをスイッチしながら考えることができました。紹介のあったサイトも見てみたいと思います。
- 入門にふさわしく、これから取り組む上での心構えが身に付いたと思います。次のステップとして、実践編のセミナーも受講してみたいと思いました。