UX向上のための「ユーザーの声」の活用方法(2022年1月18日開催)
2022年1月18日、「UX向上のための「ユーザーの声」の活用方法」をオンラインで開催しました。
「ユーザーの声」に耳を傾けることは、WebサイトのUXを向上させるために有効な手段の1つです。しかし、ユーザーの声を集める際に、「声を得る目的」と「声を得る手段」の2つが適切に設定されていなければ、どんなに大量のデータが得られたとしても、サイト改善には活用できません。
本セミナーでは、「ユーザーの声の活用方法」にフォーカスを当て、WebサイトのUX向上を行うために、「声を得る目的」に応じてどのような「声を得る手段」を選ぶべきかについて解説しました。
セミナー冒頭、UXデザインのおさらいとして、UX向上のためのプロセスについて紹介。UX=心理を知るための材料として、「ユーザーの声」をとりあげました。また、架空の商品サイトを例に、2パターンの方法でユーザーの声を取得。それぞれで得られた声の違いについて比較し、その活用方法を図を用いて詳しく解説しました。最後に、ユーザーの声を活用するうえで留意すべきポイントを紹介し、セミナーを終了しました。
上級執行役員 UXリサーチャー 潮田からのコメント
この度はセミナーにご参加いただき誠にありがとうございました。
「ユーザーの声」という、一見、データさえ得られれば容易にサイト改善に役立てることができそうに思えるものが、実はやや厄介な性質を持っていることを、ユーザーインタビューの具体的事例からおわかりいただけたのではないでしょうか。
昨今の調査ツールの進化やUXデザインプロセスの重要性の高まりにより、今後のサイトの構築や運用にあたっては、さらにデータドリブンなアプローチが求められるようになるかと思いますが、今回のセミナーが、データをサイト改善により効果的にご活用いただくための一助となれば幸いです。
アンケートにお寄せいただいたコメント(一部)
- 「顧客の声をうのみにしてはいけない」というのは他の書籍でも読んだことがありますが、今回のセミナーの中で「なぜそれがイマイチなのか?」という理由が丁寧に説明されていて、より腹落ちした気がします。
- 説明の仕方やスピードなどが分かりやすく、また具体的な例を用いて説明いただいたのでイメージがつきやすかったです。
- Webサイトの運営者からの質問だと、部分的な目的達成に向けた質問をしがちになるという項目がとても胸に刺さりました。間接的な質問が良いなど、改善するための方法も講義の中にあり、とても勉強になりました。