続・認知メカニズムから考えるデザイン改善の実践方法(2023年1月27日開催)
2023年1月27日、「続・認知メカニズムから考えるデザイン改善の実践方法」をオンラインで開催しました。
UX視点を取り入れたデザイン改善を行っていくためには、UXの根底にある人間の認知メカニズムを理解することが重要となります。本セミナーでは、デザイン検討において重要となる認知メカニズムをいくつか取り上げながら、本質的なUXデザインの実践方法などについて解説しました。
また本セミナーは、2021年1月に開催したセミナーの続編として行いました。前回の内容についての詳細は「認知メカニズムから考えるデザイン改善の実践方法(2021年1月22日開催)開催レポート」をご参照ください。
今回は数ある認知メカニズムのうち、情報を処理する際に、主観的な判断、個人的な経験や偏見などに基づいて情報を解釈する傾向をもつ「認知バイアス」と、ある物事の仕組みを、その人がどう考えているか・信じているかという「メンタルモデル」について言及。認知バイアスがあることを意識せずにいると、デザイン改善活動が矮小(わいしょう)化しやすいと訴えました。また、メンタルモデルでは、意識することでデザイン改善案の幅が広がりやすくなると説明。UIの作り手ひとりだけで考えず、異なる視点をもつ人と意見をぶつけることでバイアスが解消されやすいと強調しました。
アンケートにお寄せいただいたコメント(一部)
- 「認知バイアス」と「メンタルモデル」という視点でのデザイン改善というテーマは興味深かったです。いずれもサイトを利用するお客さまの視点で考えなければならないと思いました。
- デザインの改善をする際に、今日のセミナーでご説明のあった認知バイアスで、UIの改修ばかりを行っていたということに気がつきました。
- 認知メカニズムの視点から解説するセミナーは初めてだったのですが、そういうことだったのかと目からうろこ的な内容が多く、大変参考になりました。お話の流れもとても分かりやすく、聞きやすく、1時間半があっという間でした。