ブランディング&ガバナンス強化のためのデザインマネジメント(2023年10月24日開催)
2023年10月24日、「ブランディング&ガバナンス強化のためのデザインマネジメント」をオンラインで開催しました。
デザインツールやワークフローの進化により、デザインガイドラインやデザインシステムを活用する取り組みが多く見られるようになりました。本セミナーでは、この2つに共通するデザインマネジメントという機能に着目し、解説しました。
はじめに、デザインマネジメントとは、デザイン資源を活用し、デザイン目標を達成する取り組みであると紹介。必要性と期待される効果を説明し、その1つにブランディングへの貢献をあげました。デザインマネジメントのポイントは、小さく生んで大きく育てることであると訴え、成功体験を積みながら徐々にデザインマネジメントを拡充することが大切であると話しました。また、継続的な改善や社内への教育も重要であるとし、作ったら終わりにしないことが重要であると強調しました。
エグゼクティブ・フェロー 木達からのコメント
セミナーへのご参加、誠にありがとうございました。
本セミナーでは、これまで異なるセミナーを通じ別個に取り扱ってきた、デザインガイドラインとデザインシステムという2つの話題につき、「デザインマネジメント」という言葉を用いて一元的に解説することに挑戦しました。
これまで「デザインマネジメント」は、主にデザインの力を経営や事業活動に活かすといった定義や意味合いで流通してきたように思います。本セミナーに固有の定義として、それが「デザイン資源を活用し、デザイン目標を達成する取り組み」と言い切るところから、当日はお話をスタートしました。
幸い、アンケートの結果を拝見しましたところ、おおむねご好評をいただけたようで、胸をなで下ろしています。特に「ブランディングの全体像がつかめて良かった」「他の業務にも活かせる内容でした」といったご感想をいただき、大変ありがたく思います。
セミナーの最後で触れましたが、私は常々、当社のような制作会社の存在自体、ある意味「デザインシステム」そのものであると感じています。その点は別途、コラムを通じて補足できればと思います。
アンケートにお寄せいただいたコメント(一部)
- デザインマネジメントについての重要なポイントと、どこからはじめるのか、具体例の提示があってわかりやすかったです。
- 言葉からビジュアル面に印象が強かったですが、意識を改められました。「小さく産んで大きく育てる」のメッセージを胸により良い方向へ進めていきたいです。
- ちょうどガイドラインの整備が必要だという話を社内でしていたところでしたので、必要な理由、どのように整備していけば良いかなど、大変参考になりました。また最近よく聞くデザインシステムについても理解が深まりました。