AIと一緒にWebサイトのテキストを作ろう(2023年11月14日開催)
2023年11月14日、「AIと一緒にWebサイトのテキストを作ろう」をオンラインで開催しました。
生成AIの登場で、効率化やコスト削減を目的として導入を進める企業が増えています。しかし、日々の業務の効率化が期待される一方で、思うような回答を得るにはいくつかのコツが必要です。本セミナーでは、生成AIで文章を作る際の現時点でのセオリーと、人間ならではの細かな気配りを組み合わせることでより良い文章へと仕上げる方法について紹介しました。
生成AIは、テキスト生成やアイデアの提案を得意とする一方、データに基づいて生成を行うため、倫理的問題や意味を理解することを不得意としていると説明。注意点として、生成AIはもっともらしい嘘をつくとし、未加工で使用しないよう注意を呼びかけました。また、うまくテキストを作る方法として、プロンプトを工夫し、チャットで対話しながら作成することを紹介。生成AIで作成する原稿はまだ不完全なため、人間による仕上げが必要であるとし、文章校正の例をあげながら具体的に解説しました。
エグゼクティブエディター 上原からのコメント
このたびはオンラインセミナーにご参加いただき、誠にありがとうございました。これまでWebサイトのテキストに関するセミナーを数回開催してきましたが、今回のような生成AIとWebライティングを絡めたテーマでお話しするのは初めてでした。まだ発展中の技術とその活用ノウハウを、自分の知見に基づいて資料化する作業は苦悩もありましたが、多くのお客さまにご評価いただき、大変うれしく思います。
今やWebメディアの多くが、生成AIを活用した文章生成方法について、特集記事を掲載しています。このセミナー以降も、生成AIは日進月歩の進化を続けていて、精度の向上を感じることも増えていますが、残念ながらまだ、希望するWeb用のテキストが、100%の品質で提供される、ということは難しい状況です。やはり、最後は人間の手による調整が、まだまだ必要だと思います。
AIが生成した文章を、人間がセオリーに沿って適切に直すという創作スタイルは、これからしばらくは続いていくでしょう。その場合は、ぜひ今回のセミナーでお伝えしたことを、お役立ていただければと思います。今後もより良いWebテキスト作成のコツやセオリーについての研究を継続し、機会があればまた皆さまにお伝えできればと考えています。その際はまた、参加をご検討いただけますと幸いです。
アンケートにお寄せいただいたコメント(一部)
- プロンプトの書き方と、深堀の方法がとても参考になりました。人間が必要とは言え、使う脳の箇所が変わってきているように感じました。
- 「0から1を生み出す苦しみを肩代わりしてくれる」という経験談に説得力があり、現時点での生成AIの賢い使い方が見えたように思います。
- ChatGPTへの質問とそれに対する回答を紹介していただいたことにより、「どういう質問の仕方だとどういう回答が得られる」というイメージが付きやすかったです。