デザイン分析の考え方と活用方法(2024年1月26日開催)
2024年1月26日、「デザイン分析の考え方と活用方法」をオンラインで開催しました。
WebサイトのデザインをUXデザインやユーザビリティの専門家が分析する「専門家評価」と呼ばれるアプローチがあります。本セミナーでは、専門家評価とはどのような視点や考え方でサイトのデザイン分析を行うのか、またその実践的な活用方法について解説しました。
自社サイトの課題解決につなげていくためのアプローチには専門家による評価とユーザーによる評価の2つがあり、今回は専門家による評価に焦点をあてて解説。人間の認知メカニズムや、専門家評価の代表的な手法「ヒューリスティック評価」や「認知的ウォークスルー」をとりあげ説明しました。また、専門家評価を効率的に活用するために重要なポイントを紹介。実施タイミング、評価に入る前、評価が終わった後の3つに分けて話しました。
UXリサーチャー / 執行役員 潮田からのコメント
このたびはセミナーにご参加いただき、誠にありがとうございました。
専門家評価(ヒューリスティック評価)は、自社サイトのUXやユーザビリティ向上に有効な取り組みです。しかし、すべてを専門家任せにしてしまうと、サイト運営上のさまざまな事情・制約がある場合に、分析結果をサイト改善に効果的に活用できない恐れがあります。そこで、企業の担当者さまに向けて、専門家評価ではどのような視点や考え方でサイトデザインを分析しているのか、どのように専門家評価を活用するのが良いか、をご紹介するのが本セミナーの主旨でした。
ある意味、専門家評価の裏側をお見せすることが、果たして「みなさまのお役に立てるのか」と少し心配でしたが、ご記入いただいたアンケートでは、「評価がどういう基準で考えられているか理解できた」「原則に則ることが必ずしもユーザーの最適ではないと気がついた」「依頼時の留意点がわかった」など、たくさんの好意的なコメントをいただき、胸をなで下ろしました。
今後も、みなさまに興味深く有用な知見を発信する場を作っていきますので、その際は参加をご検討いただけますと幸いです。
アンケートにお寄せいただいたコメント(一部)
- 専門家の評価方法が具体的にイメージできました。依頼側の留意点のポイントがわかりやすくまとまっていて参考になりました。
- ヒューリスティック評価やウォークスルー法などの言葉はよく耳にしていましたが、具体的にどういった違いがあるのか、どういう場面で有効なのか知ることができました。また、分析のタイミングなどもわかりやすく解説いただき勉強になりました。
- 理解を促すための事例がとてもわかりやすかったのと、書籍のご紹介等もあったため、本日のセミナー以外でも自分の知識を広げることができると思いました。