広報・PRの基礎 解説セミナー(2024年5月16日開催)
2024年5月16日、「広報・PRの基礎 解説セミナー」をオンラインで開催しました。
ステークホルダーが多様化した現在、広報・PRの意義や重要性は高まっています。また、組織が大きいほど、広報・PRに含まれる業務は細分化され、全体像を把握することは難しくなりがちです。そこで、本セミナーでは、Web担当者さまに向けて、Webサイトの戦略立案、情報設計に有用な広報・PRの全体像や基礎について解説しました。
はじめに、広報・PRとは何か を説明。企業経営との関わりや、マーケティング・ブランディングとの関係性を話しました。また、コーポレート・コミュニケーションやマーケティング・コミュニケーションなど、広報・PR における7つのコミュニケーション活動を列挙し、それぞれの内容を説明しました。
エグゼクティブ・フェロー 木達からのコメント
昨年まで過去3回、「広報・PRの考え方」というタイトルで開催してきましたが、今回「広報・PRの基礎 解説セミナー」にタイトルを変更、構成も刷新して開催した本セミナー。アンケートを通じてお寄せいただいたなかで、特にありがたく感じたのが以下のコメントです。
ほとんどの企業において、「広報・PR」という言葉が、メディアリレーションで定義され、マーケティングはマーケティング、IRはIRと分断されているような風潮に疑問を覚えて参加しました。
一従業員ができることは、確かに分割されると思うのですが、より広い意識を持つことの重要性に納得がいきました。
セミナーで触れましたように、コミュニケーションの対象となるステークホルダーや、あるいはコミュニケーションに用いるメディアの種別に基づき、多くの企業で広報・PRの分業化が進んでいます。その流れにおいて、ともすれば見失われがちな広報・PRの全体像を共有したい、というのが企画した動機にありました。趣旨をくんでいただき、ありがとうございます。
また、以下のようなご意見をいただきました。
今回、関心を持ったのは、ミツエーリンクスさんがなぜこのテーマでセミナーをやるのかに関心がありました。
広報戦略をいかにWebサイトに組み込んでいくか、その様なソリューションが貴社にあるのかを知りたいと思いましたが、残念ながら今回のセミナーではそこまで行きつかない感じでした。
私の言葉足らずだったようで、申し訳ありません。多くのプロジェクトにおいて、Webサイトを介した広報・PRをいかに実現すべきか、そのための戦略立案や情報設計からお請けしております。当社は広報・PRの専門会社ではございませんが、Webを介したコミュニケーションのデザイン全般を強みとしております点、ご理解いただけますと幸いです。
最後に、以下のようなご質問をいただきました。
広報・PRの効果測定方法について、どのような手法で行ったらよいのでしょうか。
効果測定には、さまざまな方法があります。定量的なものもあれば定性的なものもありますが、一義的にこれといった測定方法が存在するわけではなく、コミュニケーションの対象となるステークホルダーや使用するメディアに応じ、細かく採否を定義していくことになろうかと思います。これ以上の詳細につきましては、改めて個別にお問い合わせいただけますと幸いです。
アンケートにお寄せいただいたコメント(一部)
- 言葉の説明から広報・PR担当者の心構えまで、とてもわかりやすい説明でした。
- 広報・PRとは何かを改めて考えることができる内容で大変役立ちました。
- 原点から改めて説明くださっていて、PRの意味について考えさせられたことがよかったです。
- 広報業務を長年担当しており、リスク案件も数々直面しましたので、とても共感できる内容でした。