未来のための発信力:CMS最新トレンド&選定ガイド(2024年10月9日開催)
2024年10月9日、「未来のための発信力:CMS最新トレンド&選定ガイド」をオンラインで開催しました。
デジタルを活用したお客さまとのつながりが増えている中、企業Webサイトで提供するコンテンツは、顧客とのエンゲージメントを深め、信頼関係を築くためにも、適切に管理する必要があり、自社に合ったCMSを選ぶことが重要です。本セミナーでは、当社 榛葉より、CMSの最新動向をわかりやすく紹介し、長期的な視点でのCMS選定のポイントを解説しました。
はじめに、企業向けCMSの最新トレンドを紹介。「デジタル体験」「コラボレーション」など4つのキーワードから、CMSの現在地とこれからのゆくえについて話しました。またCMSは、顧客体験と従業員体験の両方をカバーするシステムであると強調。さまざまなリスクに対しても抑えることができると説明しました。CMS選定のポイントとしては、「正しい道具を、正しい仕事に、正しい方法で使う」ことであると話し、各組織や業務、予算規模などの比較表を用いて紹介しました。
テクノロジーアンバサダー 榛葉からのコメント
当社にとって約1年ぶりのCMSセミナーとなりましたが、多くの皆さまにお申し込み・ご参加いただき、誠にありがとうございました。今回のセミナーでは、特定の製品に焦点を当てるのではなく、技術トレンドやCMS選定の基準を中心に、少し広い視点からお話をさせていただきました。
セミナー後のアンケートでは、「CMS選定の基本的な考え方や判断軸について理解できた」「最新のトレンドについて学べた」といったお声を多数いただき、非常にうれしく思っております。一方で、参加者の皆さまのニーズが非常に多様であることも改めて感じました。
以前は、ヘッドレスCMSやモダンWebといったキーワードを取り上げても、あまり関心が集まりませんでしたが、今回のセミナーでは「ヘッドレスCMSなどの最新トレンドについてもっと詳しく知りたかった」というご意見をいただき、最新技術への関心の高まりを実感しました。
ヘッドレスCMSは、セミナーでご紹介した「コンポーザブル・アーキテクチャ」や「MACHアーキテクチャ」の一部を構成する技術であり、国内でもその導入事例が増えつつあります。
フロントエンドクラウドや静的サイトジェネレーターなどと組み合わせることで、WordPressなど従来型CMSよりも、より簡易にセキュアでスケーラブルなWeb配信が可能となります。次の機会には、実際の事例を踏まえた最新情報をお届けできればと思います。
また、具体的な製品情報や事例を知りたいというご要望も多く寄せられており、次回のセミナーでは、Adobe社のクラウド型CMSサービス「Adobe Experience Manager Sites as a Cloud Service」を取り上げ、より実践的な事例をご紹介する予定です。
次回セミナー
2024年11月12日(火)開催「未来のための発信力:ミツエーリンクスが Adobe Experience Manager を扱う理由とは?」
今後も、CMS導入から構築、運用保守に至るまで、当社の取り組みや最新情報を皆さまにお伝えし、引き続きコミュニケーションを深めてまいります。次回のセミナーにもぜひご期待ください。
アンケートにお寄せいただいたコメント(一部)
- 業務で CMS を使っているとそれのみに集中してしまうため、より大きな視点での CMS の現在を知ることができて良かったです。
- 選定のもととなる考え方や判断軸をうかがうことができ、わかりやすかったです。
- CMSの軸ごとの比較表は、自社が現在使用しているCMSの特長・ポジションや、今後導入を検討すべきCMSの種類がわかりやすく、参考になりました。ありがとうございました。