2025年のWebデザイントレンド 解説セミナー(2024年12月12日開催)
2024年12月12日、「2025年のWebデザイントレンド 解説セミナー」をオンラインで開催しました。毎年多くのお客さまにご参加いただいている本セミナーは、今年で10回目を迎えました。
今回も、当社エグゼクティブ・フェロー 木達とアートディレクター 遠藤より、エンジニアとデザイナーそれぞれの立場から、注目のトピックや短期的な将来予測を紹介しました。
エンジニア編を担当する木達は、まず、ブラウザ市場の動向について言及。当面はChromeとSafariの2強時代が続くと予測しながらも、「Ladybird」という新たなブラウザの登場を取り上げ、ブラウザの選択の自由が拡大しつつあることを紹介しました。さらに、アクセシビリティの動向やサステナブルWebデザインなど、エンジニアの目線から2025年のデザイントレンドを解説しました。
デザイナー編を担当する遠藤は、はじめに、注目しているデザイントレンド4選を紹介。カーソルのインタラクションやリンクボタンのあしらいなど、事例を用いて説明しました。また、ChatGPTやチャットボットなどに使われている「対話型UI」についても触れ、シンプルな見た目や挙動が今後さらに好まれやすくなる可能性について話しました。最後に、過去のセミナーのテーマを振り返りながら、ここ10年のトレンドの変化を紹介。旬が短いものがだめ、定番化するものが良いということではないと話し、次の10年でどのようなトレンドが生まれるのかに期待を寄せながら、セミナーを終了しました。
エグゼクティブ・フェロー 木達からのコメント
セミナーへのご参加、誠にありがとうございました。記念すべき10回目の「Webデザイントレンド 解説セミナー」では、オンライン形式かつ前後半の2部構成はそのままに、昨年まで90分だった時間を2時間に延長してお届けしました。
アンケートでお寄せいただいたご感想のなかには、時間に関し「もう少しコンパクトに」というものもありましたが、おおむねご好評をいただき安心しました。そして今回も「毎年楽しみにしています」「今後も継続してほしい」といったお声を頂戴し、うれしく思います。
前半のエンジニア編で取り上げなかった話題ですが、デザインシステムやAI技術の活用も、2025年は引き続き要注目でしょう。個人的には、デザインシステムの構築や運用にAI技術がどう取り込まれるか、注目しています。
決して来年以降の開催を確約するものではありませんけれど、「Webデザイントレンド 解説セミナー」への参加が、Web担当者の皆さまにとっての恒例行事にしていただけるよう、これからも取り組んでいけたらと思います。
執行役員 アートディレクター 遠藤からのコメント
セミナーにご参加いただきありがとうございました。本セミナーも10回目となり、これもひとえにご参加くださる皆さまのおかげです。「これからも開催を」とのコメントを頂戴し、大変光栄に存じます。
今回を機に過去のトレンドセミナーの内容を振り返ってみて、1年1年では大きな動きはなくとも長い期間で見ると変化があることを実感いたしました。フラットデザインの登場から今はリッチな表現が増えており、過去Flash等の技術を使ったリッチなコンテンツが流行していた頃を思い起こしました。こういった傾向を見ますと、またいずれフラットな表現が回帰するのではないかとも想像しております。
これからもトレンド情報をキャッチしながら、一方で変わらないデザインの核や基礎的な面も大切にし、さまざまなテーマで皆さまのお役に立てるよう努めてまいります。
アンケートにお寄せいただいたコメント(一部)
- 今回も有益な情報をありがとうございました。2025年度に向けて取り組むべきことについて参考になりました。これから検討していきたいと思います。
- 気が付いていなかった新しいトレンドについてご紹介いただき、大変ためになりました。説明も丁寧で、楽しく聞かせていただきました。
- 今回初めてデザイントレンドセミナーを視聴しました。これまでの傾向を踏まえてどう変わっていっているのか、背景含め解説いただいたことで、前提の知識がなくても納得して聞くことができました。