実装
ミツエーリンクスが、どのような考え方に基づき実装を行なっているかをご紹介します。
サービス概要
ミツエーリンクスが制作し、納品するWebサイトにおいては、基本的にWeb標準に準拠し、アクセシビリティを確保するよう、コンテンツを実装しています。
Web標準への準拠
W3C(World Wide Web Consortium)などの国際的な標準化団体が策定するWebの技術仕様を、一般にWeb標準とよびます。マークアップ言語のHTML、スタイルシートのCSSは、Web標準の代表的な例です。Webブラウザーは、Web標準に準拠して開発されており、表示されるWebコンテンツの側も同様に準拠することで、高い相互運用性を確保することができます。
ミツエーリンクスは、Web標準に準拠してコンテンツを実装することが重要と考え、取り組んでいます。それは、後述するアクセシビリティ確保にとって必要不可欠であり、Webサイトを利用する際に使われるデバイスやブラウザーを問わず、すべての利用者に情報や機能を等しく提供するための手段として有効だからです。
なお、ミツエーリンクスは2004年4月より、W3CのメンバーとしてWebの標準化活動に参加しています。
アクセシビリティの確保
Webサイトは、高齢者や障害者を含め、さまざまな人々が利用します。また近年では、かつて主流だったデスクトップPCやノートPCに加え、携帯電話やスマートフォン、タブレット型デバイスなど、Webサイトを利用するために用いられるデバイスは多様化の一途をたどっています。
アクセシビリティとは、すべての人にとって利用可能かどうかの度合いです。Webサイトを利用する誰もが、コンテンツにある情報や機能を等しく利用できる状態であれば、アクセシビリティが確保されていると言えます。ミツエーリンクスは、すべてのWebサイトが備えるべき品質としてアクセシビリティを捉え、よりアクセシブルな実装に努めています。
アクセシビリティ標準対応
ミツエーリンクスが新規に構築するWebサイトでは、一部の例外コンテンツを除き、WCAG 2.1 Aレベルのアクセシビリティを標準で提供しています。WCAGとはWeb Content Accessibility Guidelinesの略語であり、W3Cにおいてアクセシビリティに関する活動を行なうWAI (Web Accessibility Initiative) が策定した、Webコンテンツをアクセシブルにするためのガイドラインです。同ガイドラインには、適合するための達成基準にA、AA、AAAと3つのレベルが設定されています。Aは適合の最低レベルであり、もっとも基本的なアクセシビリティを確保するために必要なレベルです。
サーバーレス時代におけるコンテンツ実装
近年、リッチで動的なWeb体験を構築するモダンな手法として、JAMstackというキーワードが注目されています。これはJavaScript、APIs、Markupの3つの技術要素をベースにサーバーレスで構築・運用することで、運用負荷を抑えつつ、変化に強く、スケールしやすい、セキュアで表示パフォーマンス良好なWebサイトやWebアプリを実現しようというアーキテクチャコンセプト(設計思想)です。
当社では、JAMstackの「A:APIs」を提供するコンポーネントのひとつとして、 Content Hubソリューション を提供しています。お持ちのコンテンツ資産をサービス化(CaaS:Content as a Service)することで、多様なチャネル、デバイス、コンテクストでのコンテンツ活用を可能とします。フロントエンド技術だけでなく、こうしたバックエンドコンポーネントも活用し、JAMstackコンセプトを具現化したモダンなWebサイト構築にも取り組んでいます。
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