2003年度 環境保全 目標達成状況
環境マネジメントシステムの維持
2003年8月に維持審査が行われ、また、取得から3年が経過したため、全フロアを対象とした更新審査が2004年1月に行われました。
2003年8月審査
- 是正処置要求(メジャー)0件
- 是正処置要求(マイナー)0件
- 観察事項(オブザベーション)4件
主な内容
- 経営層による見直しで対応指示のあった項目について、確実にフォローが実施されるよう、しくみを検討されることが望まれる。
- 各フロアにおける目標値未達に対し不適合是正事項及び予防処置対応書/報告書が発行され、是正・予防が行われるようになっているが、全社の目標未達時の対応について必要性の検討が望まれる。
- ISO文書管理サーバーが製品として整いつつあるが、これらについてもプラスの側面として認識して、システムを利用した形で推進をはかっていかれることが望まれる。
- プラスの側面に関する目標値については、有効性(効果)といった点からパフォーマンスの向上が評価できる指標を検討、設定されることが望まれる。
2004年1月審査
- 是正処置要求(メジャー)0件
- 是正処置要求(マイナー)0件
- 観察事項(オブザベーション)7件
主な内容
- 適用を受ける法規制等に変化があった場合、法規制登録簿を改訂することにしていますが、各部門に改訂を伝達することが望まれます。
- 事故や緊急事態が発生した場合の環境影響を及ぼす可能性の特定には、事故や緊急事態の発生の可能性を考慮する必要はありません。
- 一般廃棄物収集運搬業者の許可期限の確認手順が望まれます。
- 不適合に対処する責任と権限を定める手順で、内部監査以外の不適合の手順を明確化することが望まれます。
- 法遵守違反の不適合が発生した場合の判定ライン(メジャー、マイナー)を明記することが望まれます。
審査の結果、いずれも大きな指摘事項はなく、マネジメントシステムの継続的改善・規格への適合性が認められました。
また、指摘事項に関しても、全社で是正を図っています。
目標達成状況
オフィス用品のグリーン購入金額比率30%達成
前年度までは明確な数値目標を立てずにグリーン購入を拡大してきたため、数値目標を立てたのが本年度が初めてでした。
2003年度に改訂した「グリーン購入・調達ガイドライン」に基づき、当社が購入するオフィス用品の総金額のうち、30%をグリーン購入対象とするべく活動しました。
結果として、目標値を大きく上回る37.6%の購入率を達成しています。
これらの活動は、当社の環境負荷を低減すると同時に、環境適合企業を育成する役割をも目的としています。
クライアントマシンのグリーン購入比率100%を維持
オフィス用品と同様、パソコンについても「グリーン購入・調達ガイドライン」を定めていますが、サーバーなど特殊な用途のパソコンを除き、グリーン購入比率を100%と定めています。
結果として、購入した全てのクライアントマシンについてガイドラインを満たし、目標の100%の購入比率を達成しています。
当社環境サイトリニューアル
2003年6月に当社環境サイトのリニューアルを実施いたしました。
サイトのビジュアルもさることながら、サイトの内容についても、環境配慮型商品のコーナーを開設し、より効果的なコミュニケーションの場として、サイト自体の継続的改善を図っております。
当社環境サイトで3ヶ月に一度環境情報を配信、外部へ環境情報を3ヶ月に1度メール配信
環境サイトとメール配信を連動させ、6月、9月、12月、3月に環境サイトの更新、メール配信を行いました。
当社環境サイトのアクセス数の把握
環境サイトへ、アクセス解析機能を実装し、サイトの効果的な更新のためのデータを蓄積しています。また、同時に簡単ではありますがSEO対策を施し、アクセス数の増加も確認しています。
環境配慮型商品「文書管理サーバー」の開発、社内利用、提供
文書管理サーバーの開発、社内運用を進めています。次期フェーズとして、環境会計に繋がるよう、導入による詳細な効果の測定などを進めたいと思っています。また、更に魅力有る商品とするため、導入の容易性を考え、パッケージ化を進める予定です。
環境配慮型商品「デジタルデータ受け渡し用ツール」の開発
目標では2003年度中に開発完了の予定でしたが、数ヶ月後ろにずれ込み、目標達成とはなりませんでした。「デジタルデータ受け渡し用ツール」は、今後、当社の環境配慮型商品の中核をなすと見込んでおり、商品導入による環境負荷低減のインパクトと共に、市場へ積極的にアピールしていきたいと考えています。
環境教育用Webツールの開発
e-learningツールの商品化は達成されていますが、環境教育用専門のツールの開発までには至っていません。スケジュールを切り直し、引き続き取り組む予定です。
環境に関連した案件に対する割引の実施
2003年度は3案件に対して適用されました。この目標に関しては、今後の形について一度検討し、さらに社会に対してアピールできる形を打ち出す予定です。
環境関連団体へ年1回募金活動の実施
2003年7月に環境事業団地球環境基金に寄付を行いました。
地球環境基金は、地球的規模で直面している環境危機を救うことを目的としており、熱帯林の保護のための植林・緑化活動、砂漠化防止、野生生物の保護等を行う国内外のNGOに対する支援活動等を行っています。
ごみの廃棄手順の維持、廃棄量の管理、リサイクルの推進、可能であればごみの廃棄量削減施策の追加導入
当社は、2003年度より活動の主眼をマイナスの側面からプラスの側面へと転換しました。当社の業務特性をより活かしつつ、リソースを柔軟に配分するため、目標を計測の正確性を維持しつつ、手順の維持・管理活動に切り替えています。しかしながら、新たな手順など、廃棄量削減への施策の実施も行っています。
また、前年度に引き続き、古紙、蛍光灯、乾電池、トナー、ダンボール、発泡スチロール、シュレッダーごみ、ペットボトル、PC、家電についてはリサイクルを実施しました。
ごみの排出量 [2003年4月~2004年3月]
- 可燃物:19,350リットル
- 不燃物:19,170リットル
- ビン:990リットル
- 缶:3,195リットル
- ダンボール:3,465リットル
- 発泡スチロール:1,080リットル
- ペットボトル:6,705リットル
- シュレッダーごみ:3,060リットル
普通紙・電気の使用手順の維持、使用量の管理、可能であれば使用量削減施策の追加導入
普通紙・電気についても、ごみと同様に維持・管理活動への切り替えを行っています。こちらについても、各フロア責任者と協議を行いながら、手順の最適化、計測の正確性の確保、手順の追加など、日々研鑽を重ねています。
- 電気の全社使用量 [2003年4月~2004年3月]
-
182,652Kw
- 普通紙の全社使用量 [2003年4月~2004年3月]
-
1972Kg