2005年度 品質マネジメント 目標達成状況
品質マネジメントシステムの維持
2005年8月審査
- 是正処置要求(メジャー)0件
- 是正処置要求(マイナー)1件
- 観察事項(オブザベーション)4件
主な内容
教育訓練の管理において、入社時及び現場におけるOJTは実施されているものの、その記録の維持が不十分だった点について、マイナー指摘をいただきました。他にも改善事項として、年度目標の判定基準の明確化、品質維持・管理に必要な力量の明確化などをご提案いただきました。
2006年3月審査
- 是正処置要求(メジャー)0件
- 是正処置要求(マイナー)1件
- 観察事項(オブザベーション)12件
主な内容
購買管理において、協力会社の業務に対する評価の記録がルールに従って維持されていない点に対し、早急な改善を求められる結果となりました(マイナー指摘事項)。このほか、職務分掌の明確化・共有の徹底、顧客苦情等の処置の記録の管理強化などについて、改善提案をいただきました。
目標達成状況
CSアンケートの「スケジュール管理の満足度」の評価を5段階で2以下をもらわないようにする(目標値5%未満)(フロント部門)
お客様にご返信いただいたアンケート中、「2」という評定はなかったものの、スケジュール管理への不満をコメントとしていただいた事例がございました。
Web技術の発展、社会への浸透に伴い、お客様からいただくご要望も多様化・高度化してきています。社内では、新たなプロジェクト進行管理プロセスの検討もスタートしており、スケジュール管理に関しても、これらの状況を視野に入れ、より確実なスケジュール管理活動を行っていきたいと考えています。
先祖がえりのトラブル抑制(制作部門)
成果物ファイルの先祖がえりトラブルは、過去に比べて大幅に発生率が低下してきたものの、未だ取り組むべき課題です。
品質管理活動としての全社的な活動として取り組むことはできませんでしたが、部署単位、制作チーム単位での自主的な勉強会、啓蒙活動などは見られましたので、今後はこれを組織的に展開し、同様のトラブルを防止していきたいと考えています。
議事録提出率80%の維持(マネジメントシステム本部)
マネジメントシステム本部が中心となり、全社の議事録提出率を算出します。
それをグループごと、担当者ごとに全社にフィードバックすることで、スタッフ間の競争のムードを作りました。提出率も徐々に上昇し始め、当初は膨大にかかっていた提出催促の活動も、後半にはほとんど行わなくても提出されるまでになり、品質の維持・管理の面でも一定の効果を果たしました。
是正処置クローズ率70%(マネジメントシステム本部)
2005年度に発生したCS部門担当者の変更、会議体の変更などに伴い進捗管理体制の再検討を進めました。今後予想される組織規模の拡大に即応できる体制を構築していくことが課題です。
新人の稼働率を半年以内に80%に(全社)
検査担当者による制作工程のヘルプなど、部分的にいわゆる「多工程持ち」のテストを行いました。作業の進捗管理、横断的な情報共有などの強化が課題として認識できました。
定期的な勉強会の開催(全社)
2005年7月頃から企画をスタートし、9月から「テックセミナー」と題して、社内勉強会をスタートしました。事務局がテーマを選定し、現場からテーマに詳しいスタッフを講師として招き、希望者が参加するという形式で隔週水曜日に定期開催しています。このテックセミナーから、お客様向けの外部向けセミナーに発展する例も増えており、蓄積した知識・ノウハウの社会的還元の機能も果たし始めています。
Mac/Win両環境での動作確認強化(制作・開発・検品部門)
制作部門チームリーダーと社内システム課がコミュニケーションをとり、制作・検品環境強化のために必要な事項を洗い出し、優先的な課題から取り組みを行いました。
(X)HTMLの文法をW3C標準へ準拠させる(制作部門・検品部門)
W3C勧告の文法への準拠活動については、2005年度は現状調査と実施計画のみにとどまりました。