2006年度 環境保全 目標達成状況
環境マネジメントシステムの維持
2006年度は、7月維持審査・2月更新審査と2度の審査を受審しました。
審査の結果、いずれも大きな指摘事項はなく、マネジメントシステムの継続的改善・規格への適合性が認められました。また、是正要求事項については、是正計画を立案し、審査会社への報告を行い有効性が確認されております。
観察事項についても、全社で改善の機会として捉え、取り組んでいます。
2006年7月維持審査
- 是正処置要求(メジャー)0件
- 是正処置要求(マイナー)1件
- 観察事項(オブザベーション)4件
主な内容
- マネジメントレビューのインプット項目として規格が要求している一部(改善のための提案)が記録されていません。
- 生活系以外のプラスチックごみは、厳密には産業廃棄物です。現在これに該当するものは殆どありませんが、今後のため処理方法等を検討しておくことが望まれます。実施する手段ごとにマイルストーンを定め、確実に計画が実施されるような工夫が望まれます。毎年度末に実施されるマネジメントレビュー(記録)は、最高経営層が従業員へのメッセージでもあります。重要な情報伝達として位置づけ、コミュニケーションを図ることが望まれます。マネジメントレビューのインプット項目としては、操業指標のパフォーマンスのみでなく、マネジメントシステムの運用状況を示すパフォーマンスを含めることも有益です。
2007年2月更新審査
- 是正処置要求(メジャー)0件
- 是正処置要求(マイナー)1件
- 観察事項(オブザベーション)5件 [うち1件は肯定的観察事項]
主な内容
効率的な活動運営が行われています。(全社一括推進体制、スタッフマニュアルの作成等)また環境方針の精神を受けて、広範なテーマに取り組んでいます。(業務由来のプラスの活動テーマの幅広いとりあげ、社会貢献活動等)この活動の進展により、より効率的でより成果ある活動とされることを期待いたします。
肯定的観察事項
産業廃棄物処理委託契約書はきちんと締結されておりますが、それに伴う廃棄物処理業者の許可証の期限管理方法について検討の余地があります。“ビル館内規則”を考慮またはそれに準拠して、廃棄物の分別や緊急時対応テストが実施されており、実質的には問題にはならないようですが、より確実な運用とするため“ビル館内規則”の法規制登録簿への登録について検討することが望ましい。環境影響登録簿(間接影響)の各項目の、環境目的・目標一覧表への記載の要否について検討することが望ましい。自覚教育はスタッフマニュアルを使用して効果的に実施されていて全般的には良好ですが、環境側面、目的・目標等の周知方法について検討の余地があります。
普通紙・電気の使用手順の維持、使用量の管理、削減施策の追加導入の検討
随時、環境保全委員会を開き、手順の最適化、計測の正確性の確保、手順の追加などを行いました。また、紙の使用料削減ツールの導入も行われました。
- 電気の全社使用量 [2006年4月~2007年3月]
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201,976Kwh
- 普通紙の全社使用量 [2006年4月~2007年3月]
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3,360.00kg
目標達成状況
帰宅時チェックシート記入率90%
当社で行っている、最終帰宅者が消灯をし、チェックシートに記入するという活動ですが、2005年度に続き2006年度も目標を達成することができませんでした。来年度は、組を変えるなど消灯する人にもわかりやすい仕組み等の検討を行う必要があります。
常備文具のうちグリーン商品があるものに関しては全てグリーン商品を購入する
2006年度もグリーン対象商品の購入を積極的に行い、目標を達成しました。また、社内にて使用されている購入申請書の一部に『※環境保護促進のため、グリーン商品(エコ商品)を選びましょう。』という一文を加えました。これにより、常備文具以外の購入物品もグリーン商品を選んでもらうように啓蒙しています。
クライアントマシンのグリーン購入率100%を維持
オフィス用品と同様、パソコンについても「グリーン購入・調達ガイドライン」を定めていますが、サーバなど特殊な用途のパソコンを除き、グリーン購入比率を100%と定めています。
2006年度の結果は、購入した全てのクライアントマシンについてガイドラインを満たし、目標の100%の購入比率を達成しています。また、CRTや液晶モニターについても購入比率100%を達成しています。
自社CSRサイトリニューアル、CSRサイトで3ヶ月に1度環境情報を配信
2006年度もCSRサイトのリニューアルを実施しました。また3ヵ月に1度の更新も実施することができました。
アベベチ・ゴベナ孤児院への支援
ミツエーリンクスでは、エチオピアの首都に所在するアベベチ・ゴベナ孤児院というNPO団体に支援金の寄付を行っています。2006年4月に直接訪問をし、支援金を手渡すことができました。2007年度からは『エチオピア5年プロジェクト』もスタートする予定です。「Growing Up Together」(一緒に成長しよう)をテーマに、当社および当社スタッフも地球社会の一員として一緒に成長していきたいと思っています。
ごみの廃棄手順の維持、廃棄量の管理、リサイクルの推進、可能であればごみの廃棄量削減施策の追加導入
ごみは、ビル管理会社が回収・リサイクルを請け負っています。ミツエーリンクスでは、管理会社から毎月報告される廃棄量を計測しています。その結果、 2005年度に比べリサイクルの推進と廃棄量(不燃物)の削減ができました。今後は廃棄量の削減施策の検討を行っていきたいと思います。