2006年度 品質マネジメント 目標達成状況
品質マネジメントシステムの維持
2007年2月審査
- 是正処置要求(メジャー)0件
- 是正処置要求(マイナー)1件
- 観察事項(オブザベーション)7件
主な内容
構成書又は提案書の承認が、職務権限表に基づいて承認が行われていることが確認できなかった点に対し、早急な改善を求められる結果となりました(マイナー指摘事項)。このほか、改善活動プロセスの明確化や、部署の責任範囲、教育訓練のプロセスについての改善提案が示されました。
目標達成状況
新規構築案件における設計フローの再定義、及び記録管理方法の全社標準化を図る(フロント部門)
2006年度下期よりWBS(Work Breakdown Structure)と呼ばれるプロジェクト管理の手法に取り組みを始めました。プロジェクトの初期段階から納品に至るまでのプロセスの標準化や成果物の定義を行いましたが、平行してプロジェクト管理システムの導入が重なり、年度内に完了できませんでした。2007年度も引き続き目標に掲げ、達成を目指します。
お問合せ対応リードタイムを短縮し、対応状況の共有をより強化する(フロント部門)
問合せ対応のスピード化、記録の徹底を目指し目標を設定しましたが、営業部門との対応状況の共有がなかなかうまくいかず、対応状況不明のものが多く出てしまいました。
次年度は多忙な中でも状況を共有できるシステムを構築し、運用をスムーズに行っていくことが課題として挙げられます。
文法チェックツール活用による、成果物のソースレベル品質の向上を図る(制作・開発部門)
ツールを使用し、検品依頼の際に自己検品を行うことで、HTML文法のタグのスペルミスや文法違反を防止しました。次年度以降も引き続きツールを利用し、製作スタッフのコーディング技術の向上とレイアウトの崩れなどの防止を行っていきます。
システム開発フローの定義強化、明文化を図る(制作・開発部門)
システム開発部門のマニュアル改訂を行いました。また、このマニュアルを協力会社にも周知し、検査項目や合格基準の共通化を図りました。
プロセス運用結果チェック体制の確立と段階的拡充を図る(プロセス改善本部)
当社では、ISO9001のプロセスが適切に遵守されているかを毎月計測しています。例えば、お客様とお打ち合わせをした際に、認識の差異をなくすため、議事録を共有するプロセスがあります。この議事録の提出率などを計測しています。その他にも成果物の検証した記録を計測するなど社内全体で品質の維持・向上に努めています。
社外セミナーの定期開催(毎月1回の開催)による、組織知・ノウハウの社会還元(全社)
毎月開催しています。テーマによっては参加希望者多数で満席になり、別日程で開催回数を増やすこともあります。
社内勉強会の定期開催および実施状況の外部への情報公開(共に、毎週1回)(全社)
当社サイトにあります週間テックセミナーBlogなどを通じて、実際のセミナー風景などを掲載しておりますが、当社では毎月2~3回程度社内にあるセミナールームを使用して、社内向けのセミナーを開催しています。このセミナーでは、社内スタッフが講師となり、生の声でスタッフへ伝えることで社内全体のノウハウを共有しています。
Web標準案件フローの確立と社内浸透を図る(全社)
2007年度の4月より、成果物の定義、ワークフローの定義、責任の定義を行うことになったため、2006年度は行いませんでした。
検査部門、検査判定の細分化、厳密化を図る(検査部門)
制作・開発部門で目標としていた「文法チェックツール活用による、成果物のソースレベル品質の向上を図る」を踏まえ、検査部門でも文法チェックツールで検証を行い、エラー、警告がでると不合格にするように手順を変更しました。
Web標準案件に対応した検査フローの確立(検査部門)
Web標準案件のフローの確立が来年度に延期になったため、こちらも同様に延期となりました。
検査エビデンスのレポーティング様式の整備(検査部門)
個々の案件でチェックシートが出来ているものもありますが、全案件で適用するにはいたっていません。次年度以降は検品結果をレポート化するだけでなく、納品物の一部とするためのプロジェクトを開始する予定です。