2008年度 環境保全 目標達成状況
環境マネジメントシステムの維持
2008年度は7月にISO9001とISO14001の統合審査を受審しました。審査の結果、マネジメントシステムの継続的改善・規格への適合性が認められました。
環境マネジメントに関係する観察事項は、事務局側で対応すべきものが主でした。事務局で検討し、対応を行ないました。
2008年7月 ISO9001/14001統合維持審査
- 是正処置要求(メジャー)0件
- 是正処置要求(マイナー)1件
- 観察事項(オブザベーション)8件(内訳:共通[5件] / ISO9001のみ[2件] / ISO14001のみ[2件])
主な内容
- ※ISO14001での対応:[4件]のみ記載
- 提示された改善提案の内容
- 環境にとってのプラス側面の洗い出し方法に工夫の余地あり。
- 著しい環境側面の決定プロセス見直し、または手順表現方法の工夫が必要。
- 登録簿に法規制の漏れあり。法規制登録簿の更新方法に工夫の余地あり。
- マネジメントレビューマニュアルの『当社のパフォーマンス』について、定義の見直しが望まれる。
目標達成状況
電気の使用手順の維持、使用量の管理
電気使用量削減に関わる施策として、2008年11月から「コスト削減」と「環境保全」として時間外空調・照明の時間変更を開始しました。時間外空調の時間短縮や昼休み時間帯の消灯が主な内容です。
電気使用量の月別グラフにて電気使用量の減少も認められました。他の要因(営業日数など)も関係していると考えられるものの、有意義な取り組みとして今後も継続していきます。
- 電気の全社使用量[2008年1月~2008年12月](※年度の計測月は、その年の1月~12月まで)
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- 電気使用量累計
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310,852 kwh
- CO2排出量
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105.379 tCO2(≒105トン)
紙の使用手順の維持、使用量の管理、2007年度より一人あたりの紙使用量15%削減
紙の使用量削減は2007年度から重点的に取り組む事項の一つです。削減を呼びかける啓蒙活動や従業員の意識の変化もあり、2008年度は一人あたり15%削減という目標を達成することができました。2009年度は2006年度に立てた目的を達成できるよう、さらに紙使用量削減に取り組んでいきます。
- 紙の全社使用量[2008年1月~2008年12月] (※年度の計測月は、その年の1月~12月まで)
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3.78トン
- 2007年度比一人あたりの削減率
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18.47%
グリーン商品がある常備文具はグリーン商品を購入する
グリーン商品購入は購入の際の価格基準や検討の余地を設けることなく、対象商品があれば絶対に購入するというルールになっていました。しかし、2008年度中に新規で発売されたグリーン対象商品を確認すると、価格差が大きいものや、名称が同じでも、材質が違っているものなど、ルールを守るために検討せずに購入するには問題があると考えられるパターンがありました。そこで、2009年度にグリーン対象商品を購入する場合の価格基準や検討会の開催を行うことを決めました。
2008年度は常備文具品すべてに対してグリーン対象商品の購入にすることはできませんでしたが、2009年度には基準に従い購入を行うよう購入担当部門と連携し、グリーン対象商品の購入を行なっていきたいと考えています。
クライアントマシンのグリーン購入率100%を維持
サーバーなどの特殊な用途のパソコンを除き、クライアントマシンのグリーン購入比率は100%を維持しています。
自社CSRサイトリニューアル
2008年6月30日CSRサイトがリニューアルされています。
3カ月に1度自社のホームページでの環境情報の発信
3カ月に1度の更新を実施しました。
社内で置き忘れになっている傘を沼袋アンブレラハウスに寄付する
「沼袋アンブレラハウスの会」への協力を数年前から実施しております。2008年度も使われず置いたままになっていた傘を整理し、使える傘を寄付させていただきました。今後もこの活動を続けていきたいと思いますが、使わない傘がこれ程あるという部分は少し考えさせられます。モノを大切にするということも呼びかけていきたいと考えています。
- 寄付した本数
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65本
エコキャップ推進協会への協力活動を実施する
2008年度に、あるスタッフの一声から始まった活動です。身近で、手軽に取り組めるということもあり、この活動はあっという間にスタッフに広がりました。引き続き活動を行なっていきます。
- 送付個数
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14,320 個(ワクチン:17.9人分)
- CO2削減量
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112.77 kg
アベベチ・ゴベナ孤児院に対する支援を今後5年間継続的に実施する
支援2年目となる2008年度には、校舎が完成しました。活動の詳細は、「 エチオピア5年プロジェクト 」をご覧ください。
社会貢献有給制度の利用促進
当社では、一定条件をクリアした全社員を対象に『社会貢献有給制度』を設けて、社員が社会貢献活動に参加できるように特別有給休暇を付与し、個人の社会貢献活動を支援しています。2008年度は、初めてこの制度が利用され、活動を行なったという報告を受けています。2009年度も引き続きサポートを行ない、この制度を有意義なものにしていきたいと考えています。
出入り業者の環境に関する意識を把握し、業者の選定を行なう
廃棄物の収集・運搬、宅配便関連で、当社と契約を結んでいる取引業者およびビルの管理会社に対し、「環境マネジメントシステムへの協力依頼」を送付しました。全社ともに同意していただいています。
火災リスクの軽減
電気機器老朽化・漏電による火災防止のため、不要なたこ足配線がないか、電源タップ部分にほこりがたまっていないかを、ひとつひとつの机を回ってチェックしました。このやり方は効率的ではないかもしれません。しかしリスクの軽減に大きく影響する部分と捉え、来年度も定期的に行なっていきたいと考えています。
さらに、12月に『喫煙室』がビルの地下1階に設置され、全館共有部での喫煙が禁止となりました。こちらも火災リスク軽減となりました。
ごみの廃棄手順の維持、廃棄量の管理、リサイクルの推進、可能ならば廃棄量削減施策の追加導入
ごみの分別や捨て方については、入社時および年に一度のテストにより教育を実施しています。ごみの回収・リサイクルは、ビル管理会社が請け負っており、管理会社から毎月報告される廃棄量を計測値としています。2008年度の初めに管理会社と打ち合わせを行い、当社から廃棄されているごみの詳細を報告していただけることになりました。今後当社から出されるごみの分析などを行ない、ごみの削減に役立てたいと考えています。
災害時の安全確保連絡を徹底する
災害時の安全確保連絡の手順は、ごみの廃棄手順と同様、入社時および年に一度のテストの際に教育を実施しています。また、伝言ダイヤルの番号と登録する番号が記載された「災害時伝言ダイヤルシール」を全社員の社員証に貼付しています。