2011年度 品質マネジメント 目標達成状況
品質マネジメントシステムの維持
2011年度は、7月にISO9001とISO27001の統合審査を受審しました。審査の結果、マネジメントシステムの継続的改善・規格への適合性が認められました。
2011年度は観察事項としていい面、悪い面ともに多くの指摘がありました。これを改善の機会ととらえ、より顧客満足へつながる運用を心掛けてまいります。
2011年7月 継続審査
- 是正処置要求(メジャー)0件
- 是正処置要求(マイナー)1件
- 観察事項(オブザベーション)23件(内訳:ISO9001のみ[13件])
主な内容
- 「製品に対する品質目標を明確化する」が実施されていなかった。
- 力量による明確化が不十分な場合がある。など
目標達成状況
受注率の向上
デザイン関連の目標はプロジェクトを組み、進めていましたが、プロジェクトのゴール自体が揺れ、なかなか進捗しませんでした。デザイン趣意書は案件による要件の違いが大きくテンプレート化が困難であると結論を出しました。
提案書のレビューについては大型案件の役員レビュー(役員によるプレゼンテーションのリハーサル)が定着し、提案内容と提案書の品質が向上しました。また、プレゼンテーション能力の向上にもつながりました。今後は中規模の案件の提案についても受注率向上につながるような仕組みづくりに力を入れていきます。
案件フローの全体最適化
社内の様々なプロセスを見直しました。検品の効率を上げるために自己検品の強化に取り組んだ結果、差し戻しが前年度よりも大幅に減少しました。また、ワイヤーフレーム(WF)のレビューをタスク管理ツールにあらかじめ登録することでレビューの漏れがなくなりました。また、サービスや技術に関する社内教育が組織内に定着し始め、積極的に勉強会が開催されるようになりました。他部署のサービスなどあまり知る機会がなかったこともあり、この勉強会は社内で非常に好評でした。この勉強会は次年度以降も継続していく予定です。
外注管理の強化
外注パートナー関連のトラブルを予防するため、外注フローを全体的に見直しました。業者選定のフローは委託する業務の規模を踏まえた基準を作り、受け入れ検査の基準を明確にしました。受け入れ検査に関しては、自社の品質管理チームの確認フローも現在策定中です。