2013年度 品質マネジメント 目標達成状況
品質マネジメントシステムの維持
2013年度は、7月にISO9001とISO27001の統合審査を受審しました。審査の結果、マネジメントシステムの継続的改善・規格への適合性が認められました。
2013年度は観察事項として多くの指摘がありました。これを改善の機会ととらえ、より顧客満足へつながる運用を心掛けてまいります。
2013年8月 継続審査
- 是正処置要求(メジャー)0件
- 是正処置要求(マイナー)1件
- 観察事項(オブザベーション)48件(内訳:ISO9001のみ[22件])
主な内容
- 納品後の顧客満足度調査結果について、対応結果の見える化が望まれる。
- 目標を確実に達成する、あるいは目標を見直すといった状況に的確に対応するためにも、目標達成のための取り組みを細分化/具体化という改善の余地が望まれる。など
目標達成状況
新入社員教育の確実な実施(制作部門)
部門ごとに教育内容にバラつきがあったため、共通のチェックシートを作成し全社で教育内容の統一をはかりました。運用状況としては現在100%となっています。
中途採用のディレクター職のスキル評価基準の作成
採用のミスマッチを減らすため、採用内定時に入社後に任せようとしている業務内容や必要なスキルレベルについて文書を作成し、本人に通知するようにしました。研修期間中は1カ月ごとに人事面談を行っていますが、当初の想定と差異があった場合には、この文書をベースに話し合いを行っています。
アクセシビリティ品質の向上
アクセシビリティ検品合格率について、計測開始時の合格率が40%でしたが、改善につながる計測項目がなかったため、項目を見直しました。
新しい項目で計測した結果、不合格の傾向としての一番の問題は、代替テキストに関することであり、中身を見ながら対策をとっていく必要があると感じています。2014年度は合格率の目標を50%に引き上げ、活動を継続します。
設計レビューの徹底と設計の高品質化・効率化
レビュー対象案件を増やすため、対象案件の定義を変更しました。各部署にレビュー責任者を設け部門内での教育やスキルの向上の役割を担っています。各部署でレビューを行うフローに変更し10月より運用を開始しております。
また、コーディングガイドライン(フロントエンド・スタイルガイド)を作成し、品質と効率の向上を図りました。
今後も、フロントエンド設計の出来る人材の教育や業務の効率化を図るための施策を展開していく予定です。
文法チェック手順の策定
HTML5案件の文法チェックのツールとして、新たに簡易文法チェックブックマークレットツールを開発し社内向けにリリースしました。
従来使用しているAuto Validatorと併せて使用していくことで、今まで以上にケアレスミス等の防止と品質の向上を図っていきます。
解析案件フローの見直し
各種レビューの記録の共有方法や記録の保管場所の見直しを行い、業務マニュアルを修正しました。今後はこのマニュアルに基づいて業務を遂行します。
ユーザビリティフローの見直し
業務マニュアルの改訂とそれに伴うテンプレートの作成が完了しています。
引き続き2014年度は国内海外それぞれのチェックシートを作成し、運用していく予定です。
【映像事業】業界理解を深めるためのプロセスの見直し
案件単位の手順書を新たに作成しました。手順書を作成したことにより、年間を通してのヒューマンエラーによるクレームは激減しました。
引き続き品質向上に努めます。
【システム開発事業】システム監査の実施
システム開発のプロセスの見直しを行い、プロセスの遵守度を測るため、年度末に監査を行いました。監査の結果、各工程でレビューの実施はされているものの、記録の残し方については個人差があり、手順が浸透していませんでした。引き続き来期は手順の浸透についての目標を設定し、取り組んでいきます。
是正処置率70%にする
2013年度にお客様からいただいた不満足表明のうち、是正処置の対象となったのは26件でした。26件すべてに対して是正処置を終えていますので、是正処置率は100%になります。今後も改善の機会を有効活用し品質向上に努めていきます。