2014年度 品質マネジメント 目標達成状況
品質マネジメントシステムの維持
2014年度は、7月にISO9001とISO27001の統合審査を受審しました。審査の結果、マネジメントシステムの継続的改善・規格への適合性が認められました。
審査の結果、マイナー不適合が1件あったものの、是正処置を直ちに行ない、マネジメントシステムの継続的改善・規格への適合性が認められました。観察事項については、全社で改善の機会としてとらえ、取り組んでいます。
2014年7月 継続審査
- 是正処置要求(メジャー)0件
- 是正処置要求(マイナー)2件(ISO9001と27001で同じ指摘を受けましたので実質1件)
- 観察事項(オブザベーション)16件(内訳:ISO9001のみ[10件])
- うちGoodpoint! 3件
主な内容
- 内部監査での不適合、観察事項の指摘に関する判断の一部が組織の決めた手順に抵触していた。内部監査で提起した不適合や観察事項を採用しない場合はその理由を明記することが定められている。
- 納品後の不具合事例の発生原因を分析し、再発防止につなげることが望まれる、など。
ユーザーリサーチマニュアルに基づく、各種チェックシートの整備および運用(UX事業)
ユーザーリサーチ案件遂行における作業の抜け漏れを防ぎ、納品物の品質を確保するために、実査までに準備しておかなければならないことと、実査当日に準備しなければならないことを洗い出し、チェックシートを2点作成しました。
アクセシビリティチェックの平準化(Web事業)
納品前のアクセシビリティチェックは、昨年度まではアクセシビリティ専門の部門が担当していましたが、2015年度中に品質管理部門の所属スタッフ全員が担当できるようなりました。
JavaScript設計レビューの実施(Web事業)
設計レビューの手順策定から全部門への共有が完了し、JS設計レビューがスタートしています。
ビジュアルデザインレビューの実施(Web事業)
タスクフォースを設置し、ビジュアルデザインレビューに関する実態調査を実施し、レビューの手順・記録場所などを策定しました。10月より全社導入しています。
要件ヒアリングシート作成と実施率 80%(Web事業)
営業用、プランナー用の要件ヒアリングシートを作成し、運用ルール・対象者を決め、12月より本運用を開始。12月以降の実施率については営業、プランナーともに100%をキープしています。
1次UP前の社内試写(社内レビュー)の実施(映像事業)
社内レビューの対象とする案件の定義を行い、1月から運用しています。
効果が確認できたため、今後も継続的にレビューを行っていくことが決まり、レビューの手順はマニュアルに記載しました。
成果物のクオリティのバラつきを防ぐための実績共有会の開催(データアナリシス事業)
年間を通して、繁忙月を除き予定していた勉強会はすべて実施することができました。成果物の品質のばらつきが減り、品質向上が図れています。
オンサイト案件を対象とした各拠点のマニュアル作成(オンサイト事業)
人に依存したクオリティ担保ではなく、チーム・プロセスによるクオリティ担保を目指すべく、各拠点で業務マニュアルを作成しました。全拠点でマニュアルが運用段階に入っています。
システムプロセスの周知徹底及び監査の実施(システム開発事業)
システム基本業務プロセスをシステム本部全スタッフに常に正しく把握させるために定期的な取り組み(方法はテスト形式、読み合わせ等)を実施しました。
年度末にはプロセス監査を実施し、合格率は86%でした。不合格の主要因としてはレビューの記録が無い、というケースが多かったため、レビュー記録の維持について施策を検討して改善していきます。