21世紀のブランド戦略をWebのもつ特性から考える
代表取締役 髙橋 仁昔、「石器の時代」から「鉄器の時代」に変遷したのは、石がなくなったのではなく、鉄が発見されたからであり、それを高度に発展させたのは、「製鉄技術」であったといわれます。21世紀の情報社会も同じことが言えます。情報社会の到来はインターネットの出現であり、それを高度に発展させるためには、インターネットの持つ特徴を十分理解し、「使いこなす技術」が必要です。
ローコスト・ネットワーク/グローバル・ネットワーク/リアルタイム・ネットワーク/双方向ネットワーク/不特定多数との接続性。言わずと知れたインターネットの持つ最大の特徴です。これらの魅力ある特徴を企業のTPOによって組み合わせ最適化することこそ重要です。
企業ブランド構築をWebのもつ特性から考える
今後10年間、世界規模でブランド戦略における最大のテーマは、CSR(企業の社会的責任)であることは間違いありません。また、CSRのエンジンとして機能するキーワードは、「サステナビリティ(持続可能性)」です。さらに実行フェーズでは情報提供とコミュニケーションによって、マルチステークホルダーとのナレッジ共有を図ることだと言えます。
このように考えた場合、如何にWebが企業のブランド戦略に最適かということが一目瞭然として理解できるのです。
一例を申し上げます。
CSR(企業の社会的責任)のサブテーマとして、「経済」「環境」「社会」という3つのキーワードが存在します。企業を取り巻くマルチステークホルダーに如何に情報提供するかも大切ですが、何をどのタイミングで提供するか、さらに、流れる時間軸の中で継続的に提供しつづけることが極めて重要になってきます。
Web以上にこれらを容易に達成できるツールは現状存在していません。
企業の持続的可能性を表現するためには、企業の持つ現在価値を表現するのみでは十分な理解がされない時代が来ます。つまり、情報提供の形式を「点」から「線」にさらに「面」へと移行しなければなりません。具体的には、透明性を機軸にして、「過去」「現在」「未来」をかもし出す情報が必要になるのです。
これらの効果は、
- 過去 = 実績提供によってステークホルダーからの信頼を獲得します。
- 未来 = メッセージによって将来の価値を予測させます。
- 現在 = 過去(実績)、未来(メッセージ)
によって、現在の企業価値をさらに高めます。
また、バランススコアカードの4つの視点「財務の視点/顧客の視点/プロセスの視点/学習・人材の視点」や企業の独自性を組み込むことに成功すれば、ブラント戦略は大きな収穫を可能にします。Webはこれら情報を整然とかつ可用性をもって提供できる唯一のツールということがいえます。
上記は一例に過ぎません。
21世紀の企業ブランド戦略の中心的役割を演じるのは、「Webだ!」という時代はすぐそこまで来ています。今後のブランド戦略は一日にして達成することはできません。少しでも早く着手すること、継続的に行うことこそ最も重要なことだといえるでしょう。
ご一緒に21世紀のブランド戦略を考えてみませんか?
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