Webコンテンツとしての映像表現
ミツエーメディアクリエイティブ 取締役 橋本 敬映像表現の難しさ
これまでWebサイト上での映像表現は、インフラやプラグイン等の関係でなかなか難しいと感じていましたが、回線事情の大きな進化やFlashのバージョンアップによって、普及率の高いプラグインを用いての映像配信がより身近になり、表現の幅が広がりつつあります。これは制作に携わる者として素直に喜ばしい状況になったと言えます。
しかし、これまで私がWebサイトで映像表現をするのが難しいと感じていた理由は、むしろソフトである映像そのものにありました。他のメディアで使用されたものが「おさがり」状態で配信されることが多く、ダウンサイジングのために高い圧縮が施され、ファイルサイズの重さからも、映像といえば疎ましいもののようにすら感じられていました。オリジナリティのかけらもない映像そのものに全く魅力を感じることができなかったのです。
それでもいつかビジネスとして企業活用の面からも価値があり、かつ作家性のある映像コンテンツを、Webコンテンツとして最適化された表現サービスとして展開したいと考えていました。
そのためには、協力会社に依頼するのではなく、自分達の手で映像に取り組む必要がありました。冒頭で述べたような通信事情やマーケットのニーズの問題もあり、ビジネスとしては平坦な道のりではありませんでしたが、Videocast等のコンテンツのリリースが実現し、信じてきたものが間違いではなかったということを実感しています。
インフラ環境、マーケットのニーズ、アプリケーション、スタッフ、これらの要素が整い、まさに機は熟したのです。
Motion Picture Team
弊社の映像部門であるMotion Picture Teamを簡単に紹介させていただきます。このチームの最大の強みは「オリジナリティ」です。映像畑出身のスタッフを中心に、企画からシナリオ作成、撮影・編集まで一気通貫で作品を仕上げることが可能です。自社でオリジナル映像を作成できるメリットは非常に大きく、お客様のニーズに合わせてWebサイトと連動したソリューションとして提供することが可能です。
また、このチームのさらなる特徴は「フットワークの軽さ」と「こだわり」。先日も10分程度のデモ作成を依頼したところ、デモレベルではありますが、2日程で見栄えのする作品として仕上げられ、プレゼンをさせていただいたお客様からもお褒めの言葉をいただきました。この時のデモの制作の時も「使いまわさない」というこだわりから自社社員25名を撮影してデモを作ったのです。身内ながら恐るべき執念です。
Webコンテンツとしての映像表現の追求
今私達が取り組んでいるのは、Webコンテンツとしての映像表現の追求です。そのサービスのひとつが「Flash Video CM」です。
コンセプトは注目。これまでのFlashやGIFなどではなし得なかった、注目の獲得を狙うコンテンツです。その背景にあるのがオリジナル映像と音声による表現力です。この表現力をフックに注目を引き付け、ページへの誘導を図ります。Webサイトの企画制作の中で難しいと感じるもののひとつに、導線の設計、つまりページへの誘導があります。見せたいものを見せるという単純なことにもかかわらず、注目を集めるということはとても難しいのです。この現状を打開するコンテンツとして「Flash Video CM」は生まれました。企業活用の面からも十分な価値を提供できると自負しておりますし、十数秒の中に凝縮されたクリエイティブもまた価値のあるものと考えています。
私のつたない文章をお読みいただいた皆さまは、どのようにしてこのページに辿り着きましたか?
クライアント企業様とユーザとの機会の最大化を図る「Flash Video CM」をぜひともご活用ください。
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