eZ Systems社インターン記
システム本部 商品開発チーム 野沢 聡史ECMS(Enterprise Content Management System)でもあるeZ Publishを生んだeZ Systems本社(ノルウェー、シーエン(Skien))へ1月の末から3月の末までの2カ月間、 現地に滞在しながらeZ Systems本社へインターン生として勤務してきました。このコラムでは2カ月間のインターンシップで行ったこと、そして学んだことをご報告いたします。
大きく分けて3つのことを行いました。1) eZ Publishの新規エクステンション開発、2) eZ Publishの既存エクステンションへ新機能を追加、3) eZ Systems社の顧客企業にeZ PublishをプレゼンテーションするためのプロトタイプWebサイトの実装、などです。
eZ Publishプロダクトの原点地で創設者の方々の提案や意見を聞けるインターンシップは本当に素晴らしいものでした。
プロダクトを提供する会社であること
eZ Systems社はCMSツールであるeZ Publishを中心にさまざまなプロダクトを提供しています。プロダクトを提供する会社であるeZ Systems社で、プロダクトを生むために必要なことを学びました。それはアイデアを出すことと、それを形にすることです。とても一般的なことですが、私はこの原点ともいえることをeZ Systems社で深く再認識しました。
eZ Systems社のプロダクトのアイデアはエンドユーザーのニーズを的確にとらえ、世界中のエンドユーザーに受け入れられています。そしてアイデアを形にするために各種オープンソースのライブラリを積極的に取り入れ、魅力的なプロダクトが生まれています。またeZ Publishが柔軟なフレームワークであるため、プロダクト実装の負荷軽減を手助けしてくれます。
インターンシップでのeZ Publishの新規エクステンション開発と、eZ Publishの既存エクステンションへの新機能の追加の2つの過程が、先に述べたように、プロダクトを生むために必要なことを再認識させてくれるものでした。ニーズをとらえ、新しいアイデアを生み、アイデアを形にするためのツールを整え実装する。このフローをeZ Publishのエクステンションという分野で新規に開発する、既存エクステンションへの追加として開発する、という2つの側面から学べたことはとても貴重な経験となりました。
機会を与えてくれる会社であること
日本から来た私に、エクステンション開発の機会を与えてくれたeZ Systems社に深く感謝をしております。とても責任のあるタスクでしたが、そのタスクを終えるまでの過程で多くのことを学び、そして多くのことを発見できました。
そしてインターンシップでのeZ Systems社の顧客企業へのプロトタイプWebサイトを実装する機会を与えていただいたことも大変喜ばしいことでした。CTOと一緒にWebサイトのアイデアを出し合い、eZ PublishをCMSツールとしてゼロからプロトタイプサイトの実装を行いました。ここでもプロダクトを提供する会社のCTOならではのアイデアが飛び出し、アイデアの豊富さに感動しました。そして一緒に実装していく中での実装のスピード、アイデアをブラッシュアップし続ける姿勢、これらを身近で体験できたのはインターンならではのものでした。
インターンシップを通して
すべてのインターンシップの過程が私のeZ Publishスキルを向上させてくれました。またすべての過程においてeZ Systems社のCTOが私の作成した成果に対して意見や指摘をしてくれたことが私のeZ Publishスキルを更に向上させました。そして何より楽しかったのです。CTOから出てくるアイデアを聞くと早く実装したい!というワクワクする気持ちが常にありました。この気持ちは私が初めてWebに触れたときに感じた可能性に対するワクワク感、そして初めてWebサイト作りをしたときのワクワク感と同じものでした。モノ作りが大好きな自分を再認識し、初心の頃の自分を振り返れたことは、これからの自分のモノ作りに対する姿勢を正し、モノ作りに対する気持ちを更に高めてくれました。
さいごに
英語が流暢ではない私でしたが、eZ Systems本社の日本人スタッフの方がコミュニケーションの手助けをしてくれました。この場を借りまして改めてお礼を申し上げます。ありがとうございました。
そして私をインターン生として迎えてくれたeZ System社にも深くお礼を申し上げます。eZ Systems社インターンシップでの経験を生かし、弊社はお客様へより魅力のある、そして精度の高いCMSデリバリーを目指していきます。
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