新年のご挨拶
取締役 木達 一仁明けましておめでとうございます。
昨年中は、顧客企業様にはひとかたならぬご愛顧を賜りましたことに深くお礼を申し上げます。
個人的に2010年を振り返ってみますと、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の台頭とスマートフォンの普及が二大ニュースだったように思います。前者についてはTwitterやFacebookが流行、企業によるSNSの活用に注目が集まるなか、従来のmixiやGREE、モバゲーといったSNSもそれぞれにオープン化戦略を打ち出すなど、動きの激しい一年でした。後者については、NTTドコモやauなどからAndroid携帯が多数発売され、iPhoneの一人勝ちに近かった状況に変化の兆しが訪れています。
当社はいずれにつきましても、関連ソリューション(Twitterモニタリング解析サービスやTwitterスターターパック、スマートフォン対応サービスなど)の提供を開始しておりますが、2011年は引き続きSNSとスマートフォンが要注目の年になるものと私は予想しています。双方はお互いにリンクしている部分がありますので、おサイフケータイやワンセグといった、高機能携帯電話に固有だった機能の取り込まれたAndroid携帯が普及していくなかで、SNSの利用者数・利用形態ともに変化していくと思われます。
ことスマートフォンに関連して言えば、iPadに代表されるタブレット型デバイスの今後についても、非常に気になるところです。スマートフォンにしろタブレット型デバイスにしろ、タッチディスプレイの搭載が一般化しつつあり、可読性と操作性の両側面からWebサイトのデザインは大いに影響を受け始めています。SNS含め一連の動きから感じられますのは、Webにアクセスするためのハードウェアの小型・薄型化、高性能化、そして低価格化を背景として、より身近でパーソナルなコンテクストでWebにアクセスする機会が増えつつあり、それに伴ってWebサイトの「あるべき姿」も変化し続けている、ということです。
当社としましては、そうした変化を踏まえつつ、顧客企業様の価値・機会・信頼を最大化し続けるためのソリューションを本年もご提供してまいります。その実現に向け、技術オリエンテッドや国際性といった当社の強みを活かし、Webコンテンツ実装において培ってきた数々の技術、とりわけアクセシビリティやユーザビリティ、標準準拠、CMSの導入・運用支援といった領域における個々の技術を深化させ、またそれらの社内標準化に徹底して取り組むことにより、高い品質の成果物を安定して設計・制作し、皆様のビジネスに尽力いたします。
これを実現するための社内フレームワークは既に一定のレベルで完成しつつも、改善の余地や課題は少なからずあります。社内教育と一言で言っても、それを一朝一夕には成し得るわけもなく、上述の社内標準化とはまさに「言うは易く行うは難し」。加えて、経済環境は一昨年に比べれば安定感を増していますが、しかし予断を許さぬ状況に変わりはなく、無駄を省き業務効率を向上させるための各種施策に、継続的に取り組む必要もあります。そう考えますと、当社にとって2011年もチャレンジ多き一年となることは間違いなさそうですが、直面する困難をひとつひとつ乗り越えながら、皆様と共に新たな時代を切り拓いてまいりたいと思います。
今年もよろしくご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
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