2003年3月 継続的改善活動のご報告

ISO9001の2000年版移行審査を受けました。二日間にわたる審査も無事終了し、現在、新しい認証書発行の手続き中です。総評としては「イントラネットなどを活用し、品質マネジメントシステムを有効に運用している」との評価を頂きました。また、観察事項として7点「プロセスの内容とその相互関係をより明確化することが望ましい」などのコメントを頂きました。観察事項とは、重要な指摘事項ではないものの、今後の検討材料としてアドバイスする事項のことです。
4月は、年度目標・年間スケジュールの策定、昨年度目標の効果測定など、品質マネジメントシステムにとって、特に重要な時期です。維持審査、内部監査、またこれまでのトラブルで明らかになっている弊社の品質マネジメントシステムの問題点を、新年度の目標に反映させることで、これからもISO9001の効果的な運用を推進してまいります。

お客様からのご要望が多かった「電話応対」について早速改善プロジェクトを発足させました。モニター調査を実施して1ヶ月が経過するところです。実際の対応をモニターすることで社内での意識が変わり、社員同士がお互いに注意する場面も見られるようになりました。
お客様からの評価はこれからです。解決すべき問題点もNavi情報に多数集まりつつあります。ひとつひとつ、一歩一歩、改善に向けて取り組んでいきたいと思います。そのためには小さなトラブルも共有すべき情報としてデータベースに登録するよう引き続き全社に呼びかけていきたいと思います。

上位データセンターで生じた障害の影響を受け、弊社ホスティングサービスがダウンする事態が発生しました。弊社ではこの事態を重要視し、ホスティングサービスの冗長性を確保するための強化策を施すことが決まりました。現在、データセンターとともに冗長化に向けたプランについて検討をおこなっております。また、社内セキュリティに関しては、2月度から準備を進めていた、セキュリティパッチの一元化ツールを導入し、社内で常時使用する全てのマシンに関して、導入が完了しました。
プライバシーマーク取得に向けての準備も着々と完了し、3月は社内への浸透を図るため勉強会を実施し、スタッフに個人情報の保護の必要性を認識させると同時に、それぞれの持つ個人情報の管理Webへの登録を促しました。

3月は、スタッフへの勉強会（リフレッシュ教育）を実施しました。現在実施中の部署全てが終了した後、内部監査を実施する予定です。
4月は、ECS2000の運用を開始して第2回目の「意識調査アンケート」を実施します。3月に実施した勉強会の効果測定も兼ね、社員の倫理意識の浸透度合いを調査します。この結果に、内部監査からのアウトプット等を総合し、今後の改善材料として活用していきます。

3月は、1年間の活動を集計し、それを見直し、翌年の計画を立てるという1年の内でも重要な位置づけにある月です。すべての計画を漏れなく実行することに重点を置き、年間スケジュールに従い、次年度向けに環境影響評価リストの作成、年間監査計画の作成、環境マネジメントプログラムの作成、経営層の見直しなどを行いました。また、弊社環境ホームページについても、リニューアルの計画を練っています。