2004年1月 継続的改善活動のご報告
ISO9001(品質マネジメントシステム)
1月は2000年版移行後の第2回維持審査を受けました。「メジャー:0件、マイナー:0件、観察事項:5件」という結果となり「プロジェクトごとに関連部署を交えた会議を行なっている事をもっと明確にされた方が望ましい。」などの改善の提案を受けました。観察事項とは、重要な指摘事項ではないものの、今後の検討材料としてアドバイスする事項のことです。
2月はマネジメントシステムの統合の最終段階の作業を行ないます。統合に関連してISO9001のリスクアセスメント手順書の作成も行い、今年度の9001活動の締めくくり準備を進めます。
今月の予定
- 品質リスクアセスメント手順書作成
JIS Z 9920(苦情対応マネジメントシステム)
1月はいよいよ迫り来るISO化に備えて新要求事項を盛り込んだマニュアルの作成が主な作業となりました。幸い弊社にはこれまで多くのマネジメントシステムを構築、運用している実績と、スペシャリストがいますのでそれぞれのシステムの良いところを盛り込んで参考にいたしました。
しかし、それぞれのシステムでの独自の要求があり、なおかつこれまで運用してきたフローの見直しなども同時に改善しようと思うとなかなか作業が思うように進まなかったのが実状です。
一進一退を繰り返した1月でしたが、それらを繰り返すことで精度が上がっていくことを信じて取り組んでいこうと思います。
今月の予定
- 新マニュアル移行準備
- フロー見直し・構築
- パフォーマンス評価
- 教育フローの見直し
BS7799/ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)
1月度は、BS7799の自覚及び手順教育を行いました。教育の際には、各部門からいくつかの要望や改善案が出され、それらを検討し手順に追加しました。また最近では、顧客企業さまからも情報セキュリティ対策への要求が高くなってきておりますが、弊社のこれまでのノウハウを生かしたご提案が行えるようになってきており、情報セキュリティの担当者として嬉しい限りです。また1月中旬に発生しました世界的なウィルス(MyDoom)にも、早期に発見・対策が行えたことで、社内での被害が出ず胸をなでおろしております。
今後もこれらの対策を維持しつつ、継続的改善をおこなってまいります。
今月の予定
- BS7799維持審査
- 社内サーバの運用の見直し
ECS2000(倫理法令遵守マネジメントシステム)
1月は年間計画に従い、文書の見直しを行ないました。特に大きな見直し事項はなく、改善ポイントについては、統合プロジェクトで作成しているマニュアルにインプットしている状態です。マネジメントシステムの統合プロジェクトによりECS2000単体での文書運用は、まもなく終了する予定です。
2月は年間計画にしたがい現場スタッフへの自覚教育を実施することになっています。その準備を進めるとともに、統合マネジメントシステムにスムーズに移行できるよう調整を図っていきます。
今月の予定
- 教育
ISO14001(環境マネジメントシステム)
1月は、弊社のスケジュール上では内部監査が実施される月でした。
マネジメントシステムの統合を見据えた新フローでの内部監査が予定通り実施され、現在そのまとめに入っています。フロー自体の問題点などをここで洗い出し、フローの修正を行い、統合マネジメントシステムにアウトプットしていきます。
また、認証取得から3年が経過したため、全フロアを対象として更新審査が行われました。正式な結果はまだ手元に届いていませんが、不適合はメジャー・マイナー共に0件、観察事項として7件頂きました。観察事項とは、重要な指摘事項ではないものの、今後の検討材料としてアドバイスする事項のことです。弊社の取り組みの規格への適合性が改めて評価された結果となり、担当者一同ほっとすると同時に、また今後の活動のために兜の緒を締めています。
2月以降は、内部監査での指摘事項への対応、更新審査での観察事項への対応策の決定、また経営層による見直しの準備など、イベント盛り沢山ですが、歩みを止めることなく進んで参ります。
今月の予定
- 内部監査指摘事項への対応
- 審査結果への対応策の検討
- 経営層の見直し準備