2004年4月 継続的改善活動のご報告
BS7799(情報セキュリティマネジメントシステム)
4月度は、3月から引き続きリスクアセスメント手法の見直しを行いました。4月の初旬にJIPDEC(財団法人日本情報処理開発協会)よりリスクアセスメントのガイドラインが発表され、大いに参考になりました。また、社内のネットワークに関して、「セキュリティを高める=現場の作業効率の低下」という図式ではなく、「セキュリティを高める=現場の作業効率を上げる」という点での検討を始めました。その結果、セキュリティに関するシステム的な部分は、ほとんどが自動化できる可能性があり、現在担当者間で導入計画を策定しているところです。
5月の予定
- リスクアセスメントの実施
- 社内ネットワークの導入計画策定
JIS Q 15001(プライバシーマーク)
4月度は、コンプライアンスの手順書教育を行いました。その結果、現場より多くの意見があがり、現在それらの意見を踏まえて、微調整をしているところです。また、個人情報の管理者向けのセミナーなどに参加し、「個人情報保護法」に関して大いに勉強をしてきました。
5月の予定
- コンプライアンスの微調整
- 社内の個人情報のリスト化及びリスクアセスメントの実施
ISO9001(品質マネジメントシステム)
4月は、2003年度の品質マネジメントシステム運営状況を経営層に報告し、全体的な方向性の修正を行うという「マネジメントレビュー」を実施しました。この結果、他システムとの統合の推進、無駄なプロセスの削減、品質方針の改訂などが決定されました。また、現在は2004年度の品質目標を策定中です。
5月からは、新年度目標に基づき活動を続けていきます。年度目標は、昨年度からISO9001:2000の要求事項でもあります、達成度が判定可能な目標を策定しており、昨年度の反省を活かし、達成度管理表の運用を開始します。
5月の予定
- 年度目標の策定
- 年度目標達成度管理表の運用
JIS Z 9920(苦情対応マネジメントシステム)
4月は年度目標の策定と今年度のスケジュールを設定することが主な活動になりました。
今後の年間活動を左右する「PDCAのP(計画)」の部分ですから最も要となる部分です。昨年の反省点、良かった点、経営層による見直しからのアウトプットを十分に活かして新たな全社目標、計画を決定しました。
部門目標については各部門で機能が違うこと、よって役割が違うことで各部門の責任者は全社目標といかに整合をとり、全社目標達成に向けて何をしていくかという点において大変悩まれていました。策定した目標に向けて忠実に活動していくことで効果的な運用をしていきたいと思います。
5月の予定
- マニュアル調整
- 勉強会
ISO14001(環境マネジメントシステム)
4月は、2004年度の活動計画を行いました。環境影響評価の実施、環境目標設定、教育計画、監査計画、マネジメントプログラムの策定、またそれに伴う手順書の改訂を実施しています。担当者にとっては今後の1年を左右する、濃密な時間です。
5月は、新しい手順の浸透を図ると共に、2003年度版の環境報告書の準備をおこなっていきます。
5月の予定
- 2003年度版環境報告書の準備
- 新手順の浸透
ECS2000(倫理法令遵守マネジメントシステム)
4月は、「経営層による見直し」会議を開催し、2003年度の運営結果の報告を行いました。この結果、倫理責任者の変更、弊社の倫理方針を規定している『コンプライアンスマニュアル』の修正を行い、遵守すべき法令の追加(下請法、個人情報保護法など)を行いました。今後半年を目処に新責任者体制への移行を進めていきます。
5月は、年間計画により「従業員への意識調査アンケート」および「倫理プログラム(倫理に関する年度目標)」を策定することになっており、この準備を行います。
5月の予定
- 従業員への意識調査アンケート
- 倫理プログラムの策定