2004年5月 継続的改善活動のご報告
BS7799(情報セキュリティマネジメントシステム)
5月度は、CSRサイトの記事執筆を行いました。BS7799運用面では、社内の情報資産の棚卸方法に問題があり、情報資産の棚卸の再実施などで大幅に時間が取られてしまい、リスクアセスメントまで行うことができませんでした。ただし、6月度中にリスクアセスメントを完了する見込みは立っております。また、社内ネットワーク変更に関しては、まだまだ検討すべき事項が多々あるため、6月度も引き続き検討を行う予定です。
6月の予定
- リスクアセスメントの実施
- BS7799文書の見直し
- 社内ネットワークの導入計画策定
JIS Q 15001(プライバシーマーク)
5月度は、外部からの協力依頼などが多数あり、弊社では間接収集による個人情報を多数保有しているため、この点に関して見直しを実施しました。また、実際に案件を運用するスタッフに対して、手順の浸透を図るため、説明会を実施しました。
6月の予定
- 個人情報の棚卸後のリスクアセスメント
- コンプライアンス・マニュアルの見直し
ISO9001(品質マネジメントシステム)
5月は例年の1ヶ月遅れで年度目標を策定しました。今年度より年度目標の達成状況を管理するための表を運用開始しました。管理責任者がこの表を元に各部門責任者とやり取りしながら確実な目標達成をサポートしていきます。このほか品質マニュアルの改訂、現場の業務手順書の改訂、記録や様式の統廃合など文書・記録体系の全般的な見直し・改訂作業を実施しました。
6月は、7月に実施される内部監査の準備を行います。今年度より内部監査組織の位置づけを管理責任者と切り離し、より独立性を高めた体制に変更しています。また、内部監査実施後の是正・予防処置の手順も作り直すなど、品質管理の精度を上げるための施策に取り組んでおります。
6月の予定
- 内部監査
- 教育
JIS Z 9920(苦情対応マネジメントシステム)
5月は新たに「スパイラルアップ委員会」が発足しました。これは発生したトラブル、クレームに関しての情報共有と、改善に関する具体的な提案、審議及び決定を目的に週に一度、苦情対応責任者が中心になって経営層と各部門責任者が集まり実施します。
これまでも部門責任者が集まる会議にて実施はしていましたが、「顧客満足・品質・クレーム」だけにフォーカスした内容で実施するのは初めての試みになります。継続的に実施していくことで製品、サービスの改善、また苦情対応活動の重要性をより浸透していくことができればと改めて思いました。
6月の予定
- 手順書の作成
- 勉強会の実施
- 年度目標(部門)の承認
ISO14001(環境マネジメントシステム)
5月前半は、4月に改訂した新しい手順の浸透のための体制・環境作りを行い、後半は、2003年度版環境報告書の作成に時間を費やしています。弊社の環境報告書は、Web上での公開となり、環境マネジメントシステムにおいても、弊社のステークホルダーのみなさまとの重要なコミュニケーションツールの責を負っています。
2003年度版環境報告書は、6月中旬に公開予定となっております。
6月の予定
- 2003年度版の環境報告書を公開
- フロア責任者向け勉強会
ECS2000(倫理法令遵守マネジメントシステム)
5月は、年間計画に従い「従業員への意識調査アンケート」を実施し、倫理に関する年度目標である「倫理プログラム」を策定しました。「従業員への意識調査アンケート」は内部監査で拾いきれない現場の生の声を拾い上げるために実施する補完制度です。このアンケートをイントラネット経由で実施し、集計の効率化を図っています。また、集計結果を元に今年度の活動方針、目標を決定しそれを達成するためのアクションプランを定めました。
6月からはこのアクションプランに基づいて早速活動を開始します。また4月に実施した経営層による見直しを受け、新人の入社時に「コンプライアンス・マニュアル」を詳細に説明しこれに署名を求める手順に変更しましたので、この手順の浸透を図っていきます。
6月の予定
- 倫理プログラムの取り組み開始
- 新手順の浸透