音声サービス、Webに活用する時代が来た
取締役 音声事業部 竹島 慶「情報の質と量は、ひとの行動に大きな影響力を及ぼす。さらに、ひとが情報を受け取る手段は五感に頼っており、それらの5つの感覚へ効果的、かつ複合的に情報を伝えていくことは、実に有益である。」
これは弊社の代表が良く口にする言葉です。
「見るだけのサイトから、見て・聞いて・理解するサイトへ」音声サービスは、魅力あるWebサイト構築に最適
このところ、Webをターゲットとした音声の提供が増えています。
インターネット上での音声・動画コンテンツと言うと一昔前までは、「容量が大きくて、読み込みが遅くなるから...」「一般回線のユーザは見られないから...」など回線速度の問題から、導入に二の足を踏まざるを得ない状況でした。TV好きな私は、ひたすらテキストを読むしかないWebコンテンツに不満を感じながら過ごしてきたものです。しかし最近では、技術の発展と回線速度の向上・プロバイダ契約の低価格化に伴って問題は排除されつつあります。そして音声・動画コンテンツはリッチコンテンツとして、私を含め多くのインターネットユーザーから歓迎されるものとなってきました。
私達も数多く手掛けているEラーニング。この普及は、企業が人材育成を重要視している中で、リッチコンテンツによる訴求方法が高い効果をあげることを裏付ける現象と言えるのではないでしょうか。教科書と参考書だけで勉強する場合と、先生による解説を受けながら勉強する場合の効果の差を考えると、この現象は「なるべくしてなった」と言えます。7月末から8月頭にかけて、有明・東京ビッグサイトで開催された「e-Learning WORLD2003」で見たコンテンツの質の高さは、今後のWebコンテンツの発展をますます期待させるものでした。
そして、Webサイトをお持ちのお客様からは「Webサイトで新商品や新サービスのコーナーを設けてはいるものの、もっとユーザーに分かり易く伝達できないだろうか?」「ユーザーを引き付ける為に、もっと魅力的な表現はないだろうか?」といった、既存のWebコンテンツの表現方法からの脱却を求める相談を受けることが多くなってきました。Webの特性を最大限に活かしつつ、「情報提供手段として」、「イメージ提供手段として」、人間の感覚を複合的に訴求出来るコンテンツの充実が必要になってきたのです。
具体的なニーズの中でも特に多いのが、新商品・新サービスなどのプロモーションを音声や動画を使って行いたいというものです。「新しい価値=新商品・新サービス」という、ただでさえ解説の困難なテーマを市場に投下しようとする場合、文字とグラフィックをページと言う概念で構成しようとすると、画一的な表現に留まったり、大量の文字を必要とするコンテンツになってしまいます。私達は先出の通り、「ユーザビリティを考慮した、もっと理解し易い表現方法を」という点から、音声・動画を使った様々なプロモーション用リッチコンテンツの導入を提案させていただいています。オンデマンドというインターネットの利点を活かしながらも、TVやビデオにも劣らないインパクトやイメージを提供するCMや、より分かり易い商品解説が可能となります。既存のパワーポイント資料にナレーションを付加するサービスは、営業マンが顧客に説明する手間とコストを削減しながら、同等の効果を期待できる事もあり、比較的導入しやすいパターンとなっています。
また、NET放送局やインターネットラジオのように、ページによる情報提供とは全く異なる、「番組」という概念は、インターネットの新しい活用法の一つとして注目されており、音声や動画によってNEWS・TOPIXや天気予報のような速報を提供しようとする企画が具現化してきているのも見逃せないものとなっています。
さらに、映画のサウンドトラックの成功が物語るように、今やイメージ伝達の常套手段となったBGM・効果音による演出や、企業・商品のブランド化と完成度を主張するサウンドロゴを効果的に活用することにより、イメージを一層分かり易く、感情豊かに訴求する事が可能になります。
技術の変革により日進月歩を続けるインターネットの世界にあって、大きな変革の時期を迎えたコンテンツのあり方。私達のグループは、音声というテーマで、Webサイトをより魅力的なコンテンツが溢れるものに変革したいと考えています。
Newsletter
メールニュースでは、本サイトの更新情報や業界動向などをお伝えしています。ぜひご購読ください。