“Webジェネラリスト”の高みを目指して
マーケティング部 部長 湯浅 紘也冒頭からいきなり関係のない話で恐縮ですが、自分はいつまでたっても“漫画”が大好きです。年齢的に(秘密ですが)ドラゴンボールやワンピースといったヒーローものの類ではなく、“美味しんぼ”や“ギャラリーフェイク”などの料理・芸術をテーマにしたもの、“王様の仕立て屋”などの服飾などをテーマにしたもの、自分の知識を豊かにするものがどうも私が漫画を選ぶ傾向のようです。
その中で医療をテーマにした“ゴッドハンド輝”も私の好きな漫画の一つです。
全身科医(=ジェネラリスト)の高みを目指す輝から得たもの
“ゴットハンド輝”は、“自分一人でどんな病気やケガもすべて治せる医者になること(=全身医療医)”を医師としての理想の頂とし、これを目標として主人公が日々奮闘する様子を描いた作品です。
胃が痛ければ内科に、転んでけがをしたら外科に、目が痛ければ眼科にと、私たちは症状に応じて何科に通うのかを自分で選択しなければなりませんが、その原因は痛みを感じるところと同じだとは限りません。症状ではなく患者と向き合うこと、そのために全身科医(=ジェネラリスト)の高みへという、主人公の真東輝が目指す"患者中心の医療"に共感する部分が多くありました。
部門としての訓示
私の部門は、クライアントからの課題や要望を汲み取り、プランを組み上げ、弊社の各種スペシャリストとの連携をおこなうなど、第一線でクライアントとそのご要望に向き合う、いわゆるコンサルティングやプランニングに近い役割を担っています。
私たちはあらゆる業種のクライアントからご相談をいただきますし、その内容もコーポレートサイト、プロダクトサイト、ソリューションサイト、キャンペーンサイト、ECサイトなどさまざま。さらに各種サービス、現状分析、戦略策定、企画、運用改善、ガイドライン、効果測定などあらゆるフェーズに及びます。加えて、クライアントの業界のポジションや強みなどの要因を加えていくと、同じ仕事は一つとしてありません。だからこそ私は、真東輝から学んだ"患者中心の医療"と"ジェネラリストたれ"という2点を自分の訓示として、毎回仕事に臨むように自分に言い聞かせています。
クライアントの声を聞くのではなくまず見ること
弊社には各分野のさまざまなスペシャリストが在籍しています。病院で言えばさながら総合病院であり、さまざまなご要望に対応できることが強みの一つであると思います。しかしクライアントからの「ああしたいこうしたい」という要望に対して、各専門家をアサインするだけではうまくいかないケースもあります。多くの場合、その要望が表面化した課題の一角であり、その課題を解決するだけでは要望や課題の根本的な解決に至らないからです。
クライアントの声を聞くことは大事ですが、サイトを調査し、競合を調べ上げ、ビジョンや企業活動そのものを理解し、クライアントおよび取り巻く環境をひろく俯瞰して初めて、その課題を解決する糸口が見えてくるものだと信じています。
私の部門のスタッフの多くは名刺に“職種”が書いてありません。
“職種”が定義されることで自分の領域を狭めてしまう可能性があるからです。また、クライアントからいただくご要望を解決するのに、コンサルティングやプランニング、アナリストといった職種名が邪魔をすることが多いからです。
クライアントの声を聞き、自分で見て最適な方法を模索し、実現するプランを立案し、もっとも適したスペシャリストをアサインして要望に応えるため、窓口となる私(私たち)はジェネラリストであるべきだと信じています。
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