ライダース活動について
CFM室 平山 敬ライダース活動の概要について
ミツエーリンクスでは、毎月第3営業日に「ライダース活動」と呼ばれる社内清掃活動を行なっています。社内のマネジメントシステムの運用事務局を一手に担うクロスファンクショナルマネジメント室が主体となり、室長自ら先頭を切って社内清掃活動に取り組んでいます。
当初、室の副室長が主体となって自主的に開始した活動でした。正直なところ、その活動への参加を勧められたとき、室長がそこまでしなくても、という気持ちはありました。副室長の強い勧めもあり試しに参加してみたところ、ある程度は整理整頓された状態が維持されていると認識していた社内環境が、細かいところを見てみるとさまざまな問題が積み重なっていることがわかりました。室としても参加メンバーがまばらな状態からの開始でしたが、副室長とともに検討を重ね2010年度はまず室の全体活動とし、活動を仕切り直し全員参加の活動に変更しました。
ライダース活動の目的について
これまで活動してきたISO14001の活動と考え方(2009年度に認証取り下げ)をベースに、エコ活動の延長線の活動として取り組みつつ、5S活動の考え方を取り込んでいます。その範囲は、出力したままプリンター周辺に放置される用紙の回収から始まり、正しいごみの捨て方の確認や指導、社内サーバー上の不要ファイルの整理などにまで及びます。紙・ごみ・電気等のベーシックな環境配慮活動をさらに拡充し、執務環境を整理・整頓された状態に保ち、最適な状態で業務に当たれるよう維持・管理すること、を目指しています。このことは、業務に必要な物的資産のみならず情報資産を適切な場所に配置し、その状態を維持し、必要なときに必要な資産がすぐに使えるようにすることで、総合的に環境への負担を減らすというISO14001認証下で過去の環境管理責任者をはじめとした事務局および全社でのコツコツとした活動の積み重ねがあったからこそできることです。
具体的な取り組み内容
具体例としては、非常時用カンパンと水の管理(年1回)、災害伝言ダイヤルシールの貼付確認(6か月ごと)、たこあし配線掃除チェック、社内の不要な傘の寄付(年1回)、リユースボックスの維持・管理、プリンター周辺のホコリの清掃、マシンメンテナンス、不要書類、不要資産の廃棄、社内サーバー上の不要ファイルや不要メーリングリスト整理(3か月)、クリアデスク(毎週)確認、コピー機の放置プリント削減、紙の使用量削減、エコキャップの回収と送付、グリーン購入実績の確認などです。
それぞれの活動は単体としては所要時間も環境へのプラス側面も軽微なものですが、それらを一つの部門が一括して取り組み全社展開することで、その取り組み効果を最大化することを目指しています。
これからのライダース活動
継続的な活動の成果もあり、今では「来月のライダース活動では○○を対象にしてほしい」という要望も現場担当者から寄せられるようになってきました。
これからは、この活動を再び全社活動としてフィードバックしていくことを目指しています。現在は、管理部門が主体となった社内チェックとその結果に基づく改善活動というのが基本的な姿ですが、チェックがなくても自浄作用的に社内改善されていくような姿を目指しています。このことにより、弊社の主要事業であるWebサイトの構築・運用事業、音声・映像事業におけるインターネットというメディアの強みを生かした環境負荷軽減への貢献に加え、一事業者としての地球環境への寄与という側面を全体として実現できていくものと考えており、これからも活動を継続し、さらに改善していきたいと考えております。
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