年末のご挨拶
取締役 木達 一仁東日本大震災の残した爪痕がいまだ深く残る2011年も、残すところあと数日となりました。顧客企業の皆さまには、年間を通じご愛顧を賜りましたこと、社員一同を代表しまして心より御礼申し上げます。誠にありがとうございました。
この一年を振り返ってみますと、例年になく変化の著しい年だったように感じます。なかでも、このコラムの場で再三取り上げられてきましたように、「モバイル」「ソーシャル」の二つのキーワードに関連する変化は、極めて顕著であったと思います。
Webサイトへのアクセス手段としてスマートフォンが日増しに存在感を強めてきたなか、かつてiPhoneの一人勝ちの様相を呈していた状況は、大きく様変わりしました。日本の携帯電話(俗称「ガラパゴスケータイ」「ガラケー」)が培って来た機能を取り込んだAndroid携帯の人気に火がつき、OS別のシェアでは既にAndroidがiOSを上回っているとのことです。
ソーシャルメディアに目を向けますと、Facebook、Twitter、Google+、いずれも企業がマーケティング活動を行う場としての機能、側面が強化されてきました。Webでより多くの人が集まる場、主たるコミュニケーションの場として定着した感のあるSNS(Social Networking Service)と企業活動とは、事業領域がB2C寄りであればある程、その関係性を深めつつあります。
お気づきのように、「モバイル」「ソーシャル」両分野における変化は、決して無関係ではありません。スマートフォンの普及により、いつでもどこでもWebにアクセスしやすくなったことが、SNSを利用する人や機会の増加を招き、結果としてWebマーケティングの主戦場もそちらにシフトしつつある、ということです。
「モバイル」「ソーシャル」ほど注目を集めてはいませんが、こと日本国内においては、Web利用者の高齢化も要注目でしょう。先日、モバイルとアクセシビリティをテーマとしたM-Enabling Summitで講演する機会がありましたが、2050年には日本の人口の4割が65歳以上になるとの予測は、看過できない点として紹介をしました。
これら一連の変化は、来る2012年において、これまで以上に加速することでしょう。それを見越して、ミツエーリンクス社内も大きく変化しつつあります。2010年の年末のご挨拶のなかで、代表の高橋はひとつひとつの技術をさらに深化させるとともに、それらの統合化に着手
すると述べました。2011年、弊社はこれを実践してきたわけですが、最近は「統合」が一つのキーワードとなりつつあります。
Webサイト構築に必要とされる技術は多種多様ですが、そのひとつひとつが組み合わさった状態、つまり統合した状態においてこそ、真価が問われます。それを踏まえ最適なソリューションを提供するためには、専門分野を異にするスタッフの連携が欠かせません。そうした連携をより一層強化すべく、また所属部門の垣根を越えたところのコミュニケーションを密にすべく導入した社内用SNSは、さらなる「統合」に向け一定の成果を上げています。
変化多き時代にも顧客企業の皆さまのお役に立てますよう、個々の技術の研鑽とその統合に、引き続き全力で取り組んで参ります。来年も、より一層のご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
年末の営業は本日28日まで、年始の営業は1月4日からとさせていただきます。
良い新年をお迎えください。
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