「らしさ」のデザイン
制作本部 本部長 前嶋 康秀個性の時代
個性が重視される時代になって久しいです。自分たちの親の世代(団塊世代)が、“がむしゃら”に仕事をしていた時代をリアルタイムで知っているわけではありませんが、彼らはおそらく「個性」などあまり考えずに一企業人として仕事をしていたのだろうと想像します。
日本が豊かになったからなのか、グローバル化(年功序列の崩壊など)が進んだからなのか、様々な要因があると思いますが、今は昔と違い「個性」が重んじられる時代だと思います。
ネットでは、個人が自分の考えを発信したり、動画や写真を投稿したり、情報発信できるのが当たり前になりました。個を発揮しやすい環境が整っているわけです。
今後「個」の部分、つまり個人向けのサービスがおもしろい発展をするだろうと感じるのが以下2点のサービスです。
- Gunosy
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Facebookやtwitterの興味を分析し、その人に合わせたニュースやブログ記事などを毎日配信するサービスです。今後こういった技術はさらに進歩し、ユーザー1人1人にコンシェルジュがつくようなきめ細やかなサービスに発展し、精度はさらに向上していくでしょう。
- Google Glass
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まだ未発売なので仕様が変わる恐れはありますが、メガネ型PCだそうです。
メガネなので、ユーザーの行動範囲や視線などに応じて情報をリアルタイムで閲覧できる、新しい可能性を感じるデバイスです。
例えば、Google Nowのようなサービスと連動するならば、情報をただ受信するのではなく、ユーザーの興味や住んでいる場所、その日の行動にあわせて知りたい情報を受け取れる。情報を取りに行くのではなく、待っていれば教えてくれるコンシェルジュがいるような時代が近い将来きっとやってくると思います。
「らしさ」のデザイン
Google Glassのように閲覧デバイスは今後もほぼ確実に増えていきます。
ユーザーが様々なデバイスを通じてサイトを閲覧したときに感じる「らしさ」を演出することは非常に大切です。Google Glassのような小さなディスプレイやPCで閲覧したときにデザインのトンマナが統一されていて、一目で「らしさ」を感じることが企業のWebサイトのブランディングとして今後さらに求められていくはずです。
レスポンシブWebデザインはもちろん、JavaScriptを用いた表現や操作感など、ビジュアルデザインだけではなく、動きも含めたデザインの選択肢は飛躍的に増えています。
iOSは次期バージョンでフラットデザインを採用することが発表されました。
例えば、こういった動き、ビジュアル両面のデザイントレンドをとりいれ、「新しさ」と「らしさ」を表現していくことは「個性」の時代において非常に重要です。
それがWebサイトの個性となり、閲覧したユーザーに強くサイトを印象づけることができるからです。
自社のWebサイトに「らしさ」が足りないとお感じでしたら、ぜひお気軽にご相談ください。
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