Web動画の時代 ~いつでも、どこでも、どんなデバイスでも~
インタラクティブ・コンテンツ部 田中 紘介私が子供の頃、映像を観る機会は、テレビを観る時か、映画を観に行く時かに限られていました。しかし、インターネットの登場、スマホやタブレットなどのモバイルデバイスの普及、デジタルサイネージの浸透などにより、今や日常の中では、映像を目にしないことが難しいくらいです(今朝も丸の内線のホームでは通勤途中の「隙間時間」を狙った映像コンテンツが流れていましたし、私の前で電車を待つ高校生はスマホでYouTubeのミュージックビデオを見ていました)。
視聴するデバイスの種類が増え、生活の中で、いつでもどこでも動画を気軽に楽しめる環境が整ったことで、動画はずっと身近な存在になりました。多くの調査機関が示すところによれば、この変化は一過性のものではなく、映像コンテンツの総視聴時間は増加し続けるとのこと。私が所属する第五本部(映像/インタラクティブ・コンテンツ/ライティングなどのコンテンツ制作部門)もこの変化と無縁ではなく、映像に関するお問い合わせはここ数年で急増しています。オウンドメディアを構築するさまざまなお客様が、映像をメディア戦略、マーケティング戦略に欠かせないツールとして捉え始めているのです。
実際、当社のお客様のうち3分の2以上のかたが、自社のWebサイトに1本以上の動画を掲載しています。これは、映像が自社サイトのメディア化を図っていく上で、より身近なツールとなったことを示すものです。最近アメリカでは、大企業はもちろんですが、比較的小規模なスタートアップにおいても、自社のサービス・プロダクトの特長をよりわかりやすく説明する動画をつくるケースが増えています。サービスをわかりやすく効果的に紹介する方法は動画だと考える企業が多いためです。動画自体も1~3分程度のものが多く、手短にわかりやすく自社のサービスを伝えようという企業の姿勢が目立ちます。
一方、動画コンテンツが増えるということは、同時に見る側の選択肢が増えた、つまりコンテンツ提供側にとっては、ユーザーが動画を見る時間の取り合いが起きるということでもあります。そういった状況では、ターゲットは誰か、どういったコンテンをつくるべきか、どのようなデバイスが前提となるのかといった、多くの問題を整理した上で、見る側にとって意味のあるコンテンツを制作することをより意識しなければなりません。そのためには動画制作の基本を知り、その上でどういったコンテンツをつくるのかを仔細に検討する必要があります。
当社では来る2014年2月14日に、「力のある企業メッセージ『Web動画』基本活用セミナー」を開催し、「Web動画」の基本をいくつかのケースに分けた上で、デモを交えてわかりやすく解説する予定です。「Web動画」の基本を押さえ、皆様のサイトで動画を活用していただくために、ぜひセミナーにご参加ください。
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