INBOUND 2015参加報告
第五本部 プロデューサー 田中 紘介9月8日からボストンで開催されているINBOUND 2015に参加してきました。
マーケティングの第一人者であるセス・ゴーディンをはじめとして、心理学者、ジャーナリスト、コメディアン、などバラエティ豊かなゲストが登壇し、とても刺激的なカンファレンスでした。マーケティング関係の著名人に限らないこういった人選自体、さまざまな切り口の新鮮なコンテンツが重要であるということを示しているように思われました。
また自分が専門とする動画に関しても、このカンファレンスに参加することで、多くの「気づき」がありました。
ユーザーに役立つ情報、有益なコンテンツ
そもそも「インバウンドマーケティング」とは、Webサイトで魅力あるコンテンツを提供することで、見込み客となりそうな人々から検索エンジンやソーシャルメディア上で自社を見つけてもらい、顧客となってもらえるよう働きかけるマーケティング活動です。
そういった活動の中で、動画は非常に強力なメディアです。特に、自社が売りたいサービスをプロモーションする前に、「ユーザーに役立つ情報を提供する」「有益なコンテンツを提供する」というインバウンドの発想は、動画の活用方法でも、非常に重要だと思います。動画のわかりやすさと情報量は、際立ったものがありますので、たとえばハウツー動画や、エキスパートによるインタビュー動画による情報提供は、どのような会社にとっても、動画を活用するにあたって比較的容易かつ、今すぐ始めることができる有効な方法だと考えます。
取捨選択の難しさと重要性
また、しばしば動画制作に際して、さまざまな事情から、より広いターゲットに向けて動画に多くのポイントを入れる「詰め込み型」のコンテンツが望まれるケースがありますが、ユーザーの視点から言えば、やはりポイントを絞る、ターゲットを絞ることが重要だと再認識しました。登壇者の中で一番の盛り上がりを見せた、セス・ゴーディンのスピーチでも、以下のような印象的なことばがありました。
Bestsellers are bestsellers because they're made for some people, not for everyone.
(ベストセラーは誰かのために書かれたからベストセラーになったのであって、みなのために書かれたからではない。)
INBOUND 2015に参加して
アメリカの開拓者精神というべきか、登壇者からは会場の参加者を勇気づける、鼓舞する発言が多くありました。“Why not?”の精神でトライ&エラーを繰り返しながら旧来の殻を破り、新しい世界を自らがリードしていくのだという気構えには、私自身も大きな刺激を受けました。
ミツエーリンクスではこれからも最新の情報を活かしながら、お客様にとって効果的なオンラインビデオのソリューションを提案していきます。
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