手間要らずで表示パフォーマンスを改善する「Webコンテンツ配信 自動最適化」サービス
取締役社長 木達 一仁モバイルデバイスからWebにアクセスすることが極めて一般的となった昨今、より高いコンバージョン率や更なるエンゲージメントの強化を目指し、Webコンテンツのつくりはますますリッチで複雑なものとなりつつあります。そうしたトレンドのなか、日増しに重要となりつつある品質がWebページの表示パフォーマンス、平たく言えば表示速度です。
比較的低速かつ不安定な通信環境において、いかにして1秒でも早くコンテンツをユーザーのもとに送り届け、表示や操作を可能にするかは、コンバージョンやエンゲージメントはもちろん、Webページからの離脱率にも関わる命題です。目まぐるしく移り変わる社会の中で、ともすると私たちは暮らしのあらゆる部分にスピードを求めがちであり、Webコンテンツの表示も例外ではありません。
上述の命題に対し、当社ではこれまで表示パフォーマンス改善やAMP対応、PWA対応といったサービスをご提供してきました。いずれもWebコンテンツのフロントエンド、すなわちWebブラウザが処理する側=コンテンツ自体に寄ったソリューションでありますが、Webページの表示速度を決定づけるのはコンテンツの配信側、すなわちサーバーやネットワークの側も大きく左右します。
去る4月17日にリリースしましたWebコンテンツ配信 自動最適化サービスは、コンテンツの配信側に特化して表示パフォーマンスの改善をご提供するものです。フロントエンド周りの改善は重要ですし取り組むべきですけれども、画像の軽量化一つとっても、日常的な運用を通じて取り組むには手間になりがちです。また、複数のページで使用されるリソース(CSSやJavaScriptなど)の改修には、意図せぬ影響の生ずるリスクが潜んでいるかもしれません。
Webコンテンツ配信 自動最適化サービスでは、米国 Instart Logic 社の提供する優れた次世代型CDNと画像最適化技術により、Webコンテンツ配信の自動最適化を実現します。前者については、AI技術によってユーザーの利用パターンを学習、20種類以上のパフォーマンス改善技術を自動的に適用する点が特色です。また後者については、画像の内容を自動で解析し、人物や風景といった画像の内容に応じて、個々のブラウザやデバイス向けに最適な画像をリアルタイムで配信します。
なお、Webコンテンツ配信 自動最適化サービスは次世代型CDNと画像最適化技術をワンパッケージにしたものですが、既に他社のCDNをご利用のお客様やCDNを必要としないお客様向けに、画像最適化の部分だけをご提供することも可能です。HTML5で導入されたpicture要素やsrcset属性により、複数の画像を閲覧環境ごとに表示し分けることができるようになっていますが、同じ内容の画像を複数種あらかじめ用意しておくような手間・コストも、本サービスによって不要になります。
手間要らずで表示パフォーマンスを改善する「Webコンテンツ配信 自動最適化」サービス、導入を是非ご検討ください。
なお本サービスにつきましてはInstart Logic社のソリューションエンジニア、岩崎輝之氏をお招きして6月15日に開催しますセミナー「表示高速化で取り組むUX改善」で、詳しくご紹介する予定です。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
Newsletter
メールニュースでは、本サイトの更新情報や業界動向などをお伝えしています。ぜひご購読ください。