EPUBアクセシビリティ診断
電子書籍に代表されるデジタル出版物において、広く採用されているフォーマットにEPUBがあります。本サービスでは、専門家がEPUB出版物のアクセシビリティを診断、結果をレポートします。
- ※ 本サービスは、特定のリーディングシステム(EPUB出版物を処理するシステム)において、意図された通りの正しい音声読み上げを保証するものではありません。
サービス概要
EPUBは、 国際電子出版フォーラム(IDPF) が策定したオープンな仕様であり、その特徴のひとつとしてW3Cで標準化されたXMLやHTML、CSSなどのWeb技術に基づいていることが挙げられます。その点で、フォーマットにEPUBを採用した出版物は、Webコンテンツの一種とも言えます。2017年2月1日、 W3CとIDPFは組織を統合する契約を締結 しました。この動きにより、出版とWeb技術の融合が今後ますます進展、新たな価値が創出されるものと期待されています。
一方、情報アクセシビリティの重要性は年々、世界的に高まっており、各地で法制化が進められています。日本でも2016年4月1日に「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」、いわゆる障害者差別解消法が施行されましたが、EPUB出版物であれWebコンテンツであれ、より多くの利用者がアクセスできるよう提供することが求められています。
こうした経緯を踏まえ、EPUBを活用して出版をされている企業や団体様向けに、EPUB出版物のアクセシビリティ品質を診断し、その改善に役立つレポートをご提供するのが本サービスです。
サービス特長
EPUB Accessibility 1.0 仕様では、アクセシブルなEPUB出版物が満たすべき要件として、以下の4項目が挙げられています。
- 発見可能なEPUB出版物の要件を満たしていること
- Web Content Accessibility Guidelines(WCAG)2.0 の適合性の要件を満たしていること
- EPUB出版物の要件を満たしていること
- アクセシビリティ適合性についてのメタデータを含んでいること
従い、EPUB出版物のアクセシビリティ診断を行うには、EPUB仕様そのものに対する理解はもちろん、W3Cが策定したWebコンテンツのアクセシビリティガイドラインであるWCAG 2.0に関する知見が不可欠です。
WCAG 2.0への対応に長年にわたって取り組んできた実績と、そこから得られた知見をもとに、確かな診断をご提供します。
サービス詳細
支給いただいたEPUB出版物が、前述の4項目をそれぞれ満たしているかどうか診断し、レポートを作成します。レポートでは、必要に応じ画面表示をキャプチャして問題部分を指摘、わかりやすく図解による解説を加えます。また、改善策もあわせてご提示いたします。
サービスフロー
-
目的、内容のヒアリング
-
対象出版物やアクセシビリティの適合性、診断に用いるソフトウェア/リーディングシステムなどの要件定義
-
ソフトウェア/リーディングシステムを利用した診断
-
診断レポートの作成
-
報告、説明会の開催
サービスに関するお問い合わせ・ご相談・お見積もり依頼
サービスのご相談やお見積もり、事例についてなど、お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせフォームにアクセスができない場合は、メール
inquiry@i.mitsue.co.jp
にてお問い合わせください。