Adobe Experience Manager as a Cloud Service(AEMaaCS)
アドビ社が提供する Adobe Experience Manager(AEM)は、デジタルアセット管理とWebコンテンツ管理の機能を併せ持つプラットフォームで、特に大規模マルチサイトを運用する国内外の企業・組織から高い評価を得ています。
最新プロダクトである AEM as a Cloud Service を利用することで、クラウドネイティブならではのメリットを享受し、より効率的なWebサイト運営が可能です。
サービス概要
ミツエーリンクスは、アドビ社のソリューションパートナーとして、「Adobe Experience Manager as a Cloud Service(AEMaaCS)」を活用し、企業のWeb発信基盤の構築から運用までを包括的にサポートします。
特に、Adobe Experience Manager のクラウドネイティブCMSである「Adobe Experience Manager Sites as a Cloud Service」を基点とした、コーポレートサイトや商品サイトなどの企業Webサイトの構築から運用をお手伝いしています。
AEM Sites as a Cloud Service とは?
「AEM Sites as a Cloud Service」は、Adobe Experience ManagerのクラウドネイティブなCMS(コンテンツ管理システム)で、企業のWebサイト管理を効率化します。スケーラブルで柔軟なプラットフォームを提供し、コンテンツの作成、管理、配信を一元化。自動スケーリングや強固なセキュリティ機能も充実しており、迅速なデプロイメントと高いパフォーマンスを実現します。これにより、企業は顧客体験を向上させ、ビジネスの成長をサポートできます。
サービス特長
Web発信基盤として AEM Sites as a Cloud Service を採用することで、クラウドならではの次のようなベネフィットを得ることができ、ブランドの一貫性を保ちながら、より効率的かつ効果的にWebサイトの構築・運用を行うことができます。
世界基準の品質プロセス
クラウド版のAEMは、グローバルなベストプラクティスに基づき、本番、ステージング、開発、作業用の4環境やデプロイパイプラインを標準装備しています。Webサイト運営のリスクを最小限に抑え、品質と安定性を確保することができます。
スケーラビリティとパフォーマンス
クラウドベースのAEMは、突発的なトラフィック増加に対してリソースを自動的にスケールアップまたはスケールアウトすることで、常に最適なパフォーマンスを維持します。また、CDNも標準装備しており、コンテンツの高速配信を実現します。
自動アップデートとセキュリティ
クラウドサービスとして提供されるAEMは、サービス停止なく最新の機能やセキュリティパッチが自動適用されます。また、AEM as a Cloud Service はISO27001などの国際規格の認証を取得しており、セキュリティと信頼性が確保されています。
コスト効率とシステム運用の簡素化
クラウドサービスであるAEMは、オンプレミスのインフラストラクチャを維持する必要がなく、初期投資や運用コストを削減できます。また、クラウドベースの管理ツールにより、システム運用や保守が簡素化され、ITリソースを効率的に利用できます。
活用例
このケーススタディは、グローバルに事業展開するサービス業のお客様が、当社のCMS導入支援サービスを通じて AEM Sites as a Cloud Service に移行した事例です。
ケーススタディ: グローバルサイトの構築と管理
背景
サービス業のお客様は、海外拠点を含む10サイト・3言語によるWebサイト管理の効率化を目指していました。現行のシステムでは、コンテンツの同期や共有が困難であり、リソース不足によりガバナンスにも懸念がありました。また、CMSの不具合や仕様不備が多く、保守メンテナンスにかかるコストと労力が大きな負担となっていました。
課題
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コンテンツの同期と共有の困難
メインサイトと海外拠点のリージョンサイト間でコンテンツの同期や共有ができず、作業負担が増大していました。 -
CMSの不具合と仕様不備
現行のCMSではカスタマイズに伴う不具合や仕様不備が多く、保守メンテナンスにかかるコストと労力が大きな負担となっていました。また、セキュリティ面での不安もありました。
解決策
これらの課題を解決するため、当社は AEM Sites as a Cloud Service への移行を提案しました。具体的には、保守性を低下させるカスタマイズを避け、AEM Sitesの標準機能に準拠する方針を掲げました。コアコンポーネント、エクスペリエンスフラグメント、マルチサイト管理などの標準機能をフル活用することで、主要コンテンツの継承と再利用、リージョンサイトごとの独自コンテンツ運用を実現しました。
成果
この移行により、以下のような成果が得られました。
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スピードアップ
再利用可能なコンポーネントとエクスペリエンスフラグメントを活用し、デザインの一貫性を維持しながら、ページ更新と管理の手間を削減しました。 -
コンテンツガバナンスの向上
マスターサイトによる一元管理が可能となり、メインおよびリージョンサイト間のコンテンツの品質と一貫性が向上しました。 -
セキュリティ不安の解消
Adobeのクラウドインフラストラクチャを利用することで、CMSのバージョンアップ対応や脆弱性の不安から解放されました。 -
保守コスト削減
クラウドサービスの特性を活かし、ハードウェアやソフトウェアの保守メンテナンスにかかるコストと労力が大幅に削減されました。
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