システムソリューションの補完的な活用
システム本部 本部長 新井 直人はじめに
私がWebに興味を持ち触れ始めたのが約14年前、そしてそれを生業としWebシステム開発の業界で働き始めて10年ほど経ちますが、昔に比べると現在はWeb関連技術が著しく進歩しており、それを追いかけてWebサイト運営側のノウハウ・ナレッジのレベルが高まり、Webサイトそのものが進歩しています。今では、自社サイトを持たないというのは稀であり、綺麗にデザインされた自社Webサイトを運営し、マーケティング・ブランディング・リクルーティング・EC・IRなどのツールとして有効利用されている企業が目立ちます。
システムソリューションを補完的に活用
より大きな成果をあげるためにも、サイト運営には継続的改善が必要になります。ビジュアルデザインの一新、情報設計、コンテンツや各種導線の見直し、ユーザビリティ・アクセシビリティへの配慮、システム改善などを含む全体リニューアルもあれば、部分的な改善もあります。そして、改善の目的・方向性も様々です。
その中でも、例えば「全体のリニューアルは未だ実施するつもりは無いが、運営にかかるコストを削減したい」という目的・方向性の場合など、システムソリューションを補完的に活用することで、比較的低コストで目的を達成できる可能性があります。そこで今回は、一例として当社のシステムソリューションをご紹介したいと思います。
CMSソリューション
当社では、オープンソースでありながらも商用CMSに引けを取らないエンタープライズCMS「eZ Publish」をメインのCMSツールとした数々のサイト構築実績がございます。コンテンツ・デジタルアセットの一元管理、それによる資源の再利用性向上(ワンソース・マルチユース)や、サイト運営におけるワークフローの管理など、CMSにはサイト運営上の様々な問題を解決させる機能が備わっています。
このCMSツールですが、サイト全体の基盤を再構築するのではなく、例えば「ニュースリリースのみをCMSで管理する」という具合に、補完的に導入するという選択肢もあります。「将来的にはサイト全体をCMSで管理することを視野に入れつつ、現時点では運用コストが多くかかっているコンテンツのみにCMSを導入してコスト削減を図る」という施策も有効だといえます。
「コンタクト・サポーター」の紹介
「コンタクト・サポーター」とは、お問い合わせ管理のためのシステムです。お問い合わせ、資料請求、採用応募など、各種ステークホルダーのための窓口(フォーム)と、コンタクト内容を一元管理することができます。
- 「大規模なCRMシステムはオーバースペックで予算にも見合わないが、既存のフォームの管理体制を問題視しており、一元管理できるようにしたい」
- 「キャンペーンフォームの追加設置が定期的に発生し、毎回開発コストが発生する」
という要望や問題を解決するには最適なソリューションです。
「FindSupporter」の紹介
「FindSupporter」とは、サーバインストール型のサイト内検索システムです。複数サイトの横断検索や、あいまい・同義語・表記ゆれ検索、検索ワードに連動したPRリンク表示、検索ワードレポートなどの、基本的な機能は網羅しています。サーバインストール型であるため、ASP・SaaS型のサイト内検索サービスに比べると、ランニングコストを大幅削減することができますし、お客様のご要望に合わせて柔軟に機能をカスタマイズすることも可能です。
- 「現在利用中のサイト内検索システムには無い機能を追加したい」
- 「現在ASP・SaaS型のサービスを利用しているが、ランニングコストがかなりかかっている」
という要望や問題を解決するのには最適なソリューションです。
さいごに
3つのソリューションをご紹介しましたが、これらはあくまで「目的」を達成するための「手段」の一つにすぎません。当社では、お客様の「目的」を達成するための最適な「手段」をご提案できるよう努めております。Webサイト運営に関して何かお困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。
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