Windows ストア アプリ開発のポイント
インタラクティブ・コンテンツ部 ディレクター 安達 浩一Windows 8が発売され3カ月程度が経過しましたが、皆様はもう触られましたでしょうか。
私が所属するインタラクティブ・コンテンツ部では、既にいくつかの企業様向けのWindows ストア アプリを開発済みであり、また現在進行形で進めています。
今回は、Windows ストア アプリの開発時のポイントについて簡単に紹介させていただきます。
なお、同じ部署の黄が過去に「マイクロソフトBuild 2012 参加報告」を書かせていただいているので、あわせてご覧ください。
Widowsストアアプリの特徴
従来、企業や個人がそれぞれの思惑で作成するアプリ(サービス)に対して、Modern UIという統一されたデザインガイダンスを当てることにより、Windows 8として統一されたユーザーインターフェース(以下UI)を提供しようとしています。開発を進める中で、良い面、悪い面がそれぞれありました。
良い面
統一されたUIが提供されるため、ユーザーは操作に対して迷いがなくなり、コンテンツにより集中することができるようになります。
悪い面
Windows 8では、基本的にはUIが画面から隠れているため、ほとんどUIのヒントとなるものがありません。何度か利用していくうちに慣れてはきましたが、初回の利用時や、ユーザーによっては使いにくい部分があるかもしれません。
開発時のポイント
Windows ストア アプリ開発時のポイントとして、大きく分けて以下の2つの項目が挙げられます。
アプリの目的
Windows ストア アプリに限ったことではありませんが、アプリとしてターゲットユーザーに何を提供するのか。そのアプリ独自の価値は何かなど、まずはアプリとしての目的を明確にする必要があります。
利用シーンの想定
Windows 8とその前のバージョンとの大きな違いは、タブレットなどのモバイル端末としての利用が想定されている点です。iOSアプリやAndroidアプリなどに近いかもしれません。ただし、従来のPCとしての利用も考えられており、同時にキーボードでの操作もサポートする必要があります。モバイル端末としての利用も想定される場合、開発時には、ターゲットとするユーザーがいつ、どこで、どうやって利用をするのか、利用シーンの想定が何よりも大事となってきます。
開発時には、上記のWindows ストア アプリの特徴とアプリとしての価値、ユーザーの利用シーンを前提として、Windows ストア アプリの独自機能(セカンダリタイル、共有コントラクトなど)を利用し、ユーザーの利便性を上げていき、独自のアプリを制作します。
以上、簡単にですが、Windows ストア アプリ開発時のポイントを紹介させていただきました。
当社では、2カ月ほどまえにWindows ストア アプリ開発サービスをリリースいたしました。ご説明したポイントを踏まえ、Windows ストア アプリの企画、デザインコンサルティング、実装、ストア登録までをトータルにサポートさせていただきます。Windows ストア アプリに興味がございましたら、ぜひお問い合わせください。
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