Webサイト運用の未来:AIと自動化による効率化
執行役員シニアプロデューサー 安井 公平
Webサイト(コーポレートサイト、サービスサイト、オウンドメディア、ランディングページなど)運営には多くの課題があります。例えば、サイトのデザインやコンテンツを更新する際には、社内の関係者や外部のパートナーとコミュニケーションをとる必要があります。また、サイトの効果測定や分析を行うには、専門的な知識やツールが必要です。さらに、サイトのセキュリティや法律遵守などにも気を配らなければなりません。これらのことから、コーポレートサイト担当者は、高いスキルや責任が求められる職種だと言えます。
一方で、専業ではなく兼務で運用をされているご担当者も多いのが実態であり、Webサイトの品質を維持するためのサポートとして、ミツエーリンクスでは様々な運営サービスを提供しています。お客様先に常駐して業務を対応することも可能です。必要に応じてリモートの体制もご提案いたします。
その中でも最近注目されているのが、自動化によるWebサイト運用です。人間が行っていた作業をAIやRPAなどの技術を使って自動化することで、作業時間やコストを削減。人為的ミスの防止に加え、品質や効率の向上を実現します。
従来3名で担当していた更新業務が2名のリソースで可能になったり、単調作業はツールに任せて人的リソースを本来必要とされる企画やクリエイティブに集中させることができるようになります。
日々の運用業務を補助する自動処理ツール
当社では、今年の4月に新設されたAI推進部が、日々の運用業務を補助する自動処理ツールを開発しています。現在たくさんのツールが開発されており、その一部をご紹介します。
- ※ ツールのご利用は、当社ご契約済みのお客様に限らせていただきます。
- 「description自動生成ツール」
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このツールは、ファイルリストで指定したページのdescriptionをAIで自動生成するものです。あらかじめ用意したプロンプトの処理をAIにさせることで、ページから取得したテキストをもとに最適なdescriptionを生成することができます。
- 「表記ゆれチェックツール」
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このツールは、ファイルリストで指定されたページから取得したテキストを単語(名詞)ごとに分割して一覧化します。表記が異なるが読みが同じ(お客様 / お客さま など)単語を見つけることができます。
- 「画像情報一覧化ツール」
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対象ページ内の画像パスを洗い出し、それぞれのsrc属性、画像URL、alt属性を取得します。対象画像もそれらの情報と並べて表示されるので、たとえば商品入れ替え時の画像確認に利用したり、サイト内コンテンツ見直しの際に、どの画像ファイルがサイト内に存在しているか一覧化し、視覚的に確認することができます。
- 「リンクチェック」
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ExcelファイルからURLを取得し、ページ内のリンクと画像パスのリンクチェックを行います。日々の更新業務でリンク切れやダミーリンクが残っていないかを確認する他、サイト内全体でリンク不備がないか棚卸をする際にも効果的です。
自動化による運用は、今後も進化し続ける分野です。当社では、お客様のニーズに応えるために常に最新の技術を取り入れ、サービスを提供してまいります。
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