「Adobe Experience Cloudコンサルティング」サービス提供開始
データアナリシス部 ゼネラルマネージャー 荒木 克弘企業のデジタルシフトが進む一方で、ITP(Intelligent Tracking Prevention -Apple社のWebブラウザ「Safari」に搭載されているトラッキング防止機能)におけるサードパーティCookieの利用制限により、ターゲティング精度が低下するという影響がでています。
また、PC利用者が多く使用しているChromeブラウザに関しては、2024年後半にすべてユーザーのサードパーティCookieを段階的に廃止すると明言しています。
このような背景としては、2018年5月に施行されたGDPR(EU一般データ保護規則)の影響があり、大手IT企業(Amazon, Meta, Facebook, Google)を中心に高額な罰金が科せられています。※1
企業のWeb担当者はこれらの影響を受け、個人情報の取り扱いに注意しながらもユーザーとのOne to One マーケティングを求められるという二律背反した問題に直面しています。
そのうえ顧客分析に関するツールは、アクセス解析、タグ管理、広告効果測定、A/Bテスト、ヒートマップ分析など多様なものが存在しており、各ツールの仕様を理解するだけで手一杯になっている方も多いのではないでしょうか。
そこでおすすめしたいのが、先日当社でも導入サポートを開始したAdobe Experience Cloudです。
Adobe Experience Cloudは、コンテンツ管理を行うAdobe Experience Manager、データ分析を行うAdobe Analytics、A/Bテストが可能なAdobe Target、タグ管理を行うAdobe Experience Platform Launchなどのさまざまな機能を持つ、お客様との継続的な関係を築くために必要なクラウドベースのプラットフォームです。マーケティング、広告、分析、コマースなど、多様なデジタルタッチポイントから収集したデータを統合し、一貫したメッセージやコンテンツを顧客へと提供できます。共通のプラットフォーム上で高度な分析を行えるため、Web担当者のデジタルマーケティング活動の一助になると考えています。
しかし、高度な分析機能が備わっている分、導入に関するハードルは非常に高く、また導入後に活用できるようになるためには、専門サポートが必要であることは否めません。
当社は、Webサイト制作を始め、システム開発、アクセシビリティ、UXや動画・映像制作などあらゆるサービスをワンストップでご支援できる体制が整っています。また、アクセス解析に関しては2010年よりGoogle アナリティクスの認定パートナーとして様々な企業にサービス提供をしています。今回の「Adobe Experience Cloudコンサルティング」サービス提供開始によって、サポート体制をさらに充実させ、より多くのエンタープライズ企業様のお役に立てるのではないかと考えています。
Adobe Analytics、Google アナリティクス共に経験豊富なスタッフが導入~運用支援までワンストップでご提供し、多忙なWeb担当者様の負担を少しでも減らせるような伴走支援を行います。
デジタルマーケティングに課題がありましたら、お気軽にお問い合わせいただければと思います。
- ※1 参考:GDPR Enforcement Tracker
Newsletter
メールニュースでは、本サイトの更新情報や業界動向などをお伝えしています。ぜひご購読ください。